では、3位予想の多かったユヴェントスの話にまいりましょう。

ピルロ。コンテ。＋α以上。

ん～、とりあえず、選手を獲ったという感じ。故に推したくない。

とにかく、中盤が強固になった印象ですね。ビダルを獲得できたのも大きかった。

しかし、ピルロの加入に、日程的な恩恵とアドバンテージはありますが、はたしてマルキージオ、ビダルを巧く用いれるかという不安はありますね。

ただ、4-2-4のキーとなるピルロにそれをサポートするビダル。そして、去年はほとんど機能できなかった右サイドバックにリヒトシュタイナーが入った点など、注目点は多いですよね。CBの上積みと左SBのゴタゴタによる層の薄さは気になりますが、去年よりは躍進しそうな気がしています。

ツィークラー大好きだったので、こんなこと（ユヴェントスへ加入するもフェネルバフチェへレンタル移籍）になるならミランに来て欲しかった・・・。いや、噂通り、ラツィオに行くべきだったのか・・・。

左サイドバックはデ・チェーリェに全てを期待せざるを得ない状況ですよね。いいセントラルミッドフィルダーがいればビダルを回してもいいんでしょうけど。

ただ、それよりも問題となりそなのは、マルキージオの起用法かなと。

マルキージオは臥薪嘗胆の１年じゃないかな。

4-2-4でビダルをセンターに置けば、マルキージオの居場所が・・・

ないですね。マルキージオとピルロのコンビも考えにくいし。

だから、面子を考えると、4-1-4-1か4-3-3にすべきだと思うんですけどね。

正直、4-2-4をどこまで引っ張れるかですよね。勿論、上手く行けば変える必要はないですし、国外カップ戦もないので戦力的には十分なのですが。

コンテなら4-3-1-2を使う可能性も。トップ下に相応しい人材がいないけど。

それよりも4-2-3-1のほうが可能性的にはあるかなと。プレシーズンの後半では、4-2-4でしたが、2トップの1人を下がり目で使っていましたし。

ただ、個人的には、戦術云々よりも、不穏分子が騒ぎ出してチームに悪影響を及ぼす可能性のほうが怖いですね。コンテはカリスマ性と冷徹な判断が出来る潔さを持っているので、冬の市場で大量放出して、後は一気に走りきりそうな予感もありますけど。

たしかに、火種になりそうな残留組は心配のもとですね。ユヴェントスに残ったことがイタリアでも話題となっていたアマウリ、または、イアクインタなどは早めに放出したほうが賢明かと。アマウリは、何故パルマに行かなかったのか不思議で仕方がないぐらいですし。

この残留はサプライズでしたよね。

本人が他チームからのオファーを拒否したという話がなんとも・・・

マルセイユも獲得を申し出たようですが・・・

ユーヴェはアマウリに相当の給料を払っているので、条件面でしょうかね。噂では、ブッフォンに次ぐ高給取りのようですし。

だからこそ、コンテの監督就任は大きかったかと。間違いなく不要な戦力に「No」とはっきり言える監督。ゴタゴタ続きだった“グルッポ”をまとめきれるだけのキャラクターを感じさせてくれます。ここ数年のユーヴェの不振は、選手のクオリティ云々以前にマネジメントの問題でしたが、彼の就任だけでユヴェントスを推す理由になると思います。

となると、今季のユーヴェはコンテ次第といった部分が大きいですかね。

「駒は揃えた！後は戦え！」というか、ようやくシンプル・イズ・ベストなビアンコネリが戻ってきたという印象です。

ツィークラーは「監督を信頼していない」といった発言をしていましたが、先程、白面さんがおっしゃったように、チームに悪影響が出た時、コンテが不穏分子に「No」と言うことができれば安定した順位は狙えるのではと思います。

ただ、DF陣は気にならないですか？ボヌッチ、バルザーリはどうも信用できないんですよね・・・。特に上位対決などでボロが出そうな気が。

ユーヴェのCBが不安＝アズーリのCBが不安となるので、嫌な話ですね（笑）

まぁ、そこは冬の移籍市場に期待ですよ（笑）

でも、ボヌッチが残ったことは良かったと思いますよ。ブルーノ・アウヴェスとのトレード案がまとまらなくて良かったなぁと。

ですね。あの話は、自分の周りのユベンティーノたちの間でも非難轟々でしたが、自分はインテリスタとは言え、「カルチョ好き」なので、まとまらなくてホッとしましたよ。

＜vol.4へ続く＞