英国高級紙「テレグラフ」の花形フットボールライターのヘンリー・ウィンター氏が2011年を振り返る記事を掲載したので紹介しよう。様々なことがあった2011年だが彼の眼にはどう映ったのだろうか？

Match of the year :マンチェスター・U-アーセナル（8-2）

単純に驚いた。アーセナルはチャンピオンであるユナイテッドのハイスピードなフットボールと速いテンポによって引き裂かれた。ウェイン・ルーニーは素晴らしいプレーを披露。オールドトラフォードは歓喜に包まれアーセナルはおとなしく去って行った。

アンドレイ・アルシャヴィンとトーマス・ロシツキーは恥辱に包まれたとタイトルを付けられぞっとするような試合だった。アーセナルのクラブサイトでさえ「Arsenal in 10 -goal thriller」と見出しを付けるほどの勇気はない。この試合は大きな屈辱をアーセナルに与えた。

Team of the year:バルセロナ

ボール争奪とボールを使ったプレーは魔術師のようで魅力的だ。歴史的にも見て最も偉大なチームの1つ。戦術的にバルセロナはプレッシングをかけ万華鏡のように攻守が入れ替わる。マンチェスター・Uはウェンブリーで数分間しか満足に戦うことができなかった。

Hero of the year:リオネル・メッシ

シンプル・イズ・ベスト。アルゼンチンの選手はボールにタンゴを教えた。そしてペナルティーボックスの中で激しく踊るのが彼のやり方だ。メッシのファンは試合を見るたびに恋に落ちていく。才能、優れた仕事率、そしてバルセロナの魔術師のチーフはクリーンなプレーをする。メッシは選手としてだけでフィールドを離れても謙虚であり品がある。

Villain of the year:ゼップ・ブラッター

黙れと言いたい。性差別と同性愛嫌悪、FIFAの会長は人種差別主義が握手によって解消されるという滑稽なコメントを残した。狂っている。悲しいことにブラッターは2015年まで去らずに世界のフットボールをコントロールすることになっている。この4年間酷い論争と意見を巻き起こしまるでスキャンダルの学校だ。とても不快。

Row of the year:マリオ・バロテッリ

マリオ・バロテッリVS彼のよだれかけ。コメディとしては金賞だ

Memory I will cherish :マンチェスター・C

マンチェスター・Cのサポーターは35年ぶりの待ちに待ったFAカップのトロフィーを得て、喜びと誇りに満ちた表情を見せた。彼らの隣の隣人のあざけりは試合終了の笛と共に忘れ去られることになり、彼らの忍耐と忠誠は報われた。

Memory I want to forget:ギャリー・スピード

ギャリー・スピードの死。今年最悪の瞬間だった。最も素敵な男で、MFして成功し素晴らしいプロ選手だった。スピードはウェールズの明るい未来を作っていた。彼の死に対してさまざまな人間のあふれ出る感情は彼の人気を表している。スピードは誰でも称賛し、正々堂々と魅力的なフットボールを行うという信念を持っていて非常に慎み深い人間だった。

2011年を振り返ったヘンリー・ウィンターだが、最後に彼は来年の希望について書いている。果たして来年は彼の希望のうちどれくらいが叶うだろうか。

New year resolutions should be:

・ペナルティーボックス内でのジャッジの方法を考えていかなくてはいけない。

・疑惑のジャッジなど特定のジャッジに対しては試合のあとレフェリーがテレビに向かって話すこと。

・ウェイン・ルーニーがベンチに座っていても何の役にも立たない。

・ロス・バークリー（エヴァートン）はモイーズ監督の下で才能の発展を継続させること。

・レイヴル・モリソン（マンチェスター・U）は彼が彼自身を捧げて、ファーガソン監督の話に耳を傾けた場合トッププレーヤーに成りえる。

・怪我や疲労で疲れ切っている選手の為にも、ウィンターブレイクの導入を検討する必要がある。

（筆：Qoly編集部 M）

◆ チャンピオンとなったバルサの選手たち