2012年も様々なことが予定されているサッカー界。簡単にではあるが予習しておこう。
まずなんと言っても、今晩、1月9日にチューリッヒで行われる、2011年のFIFAバロンドール表彰式。メッシが3年連続のFIFAバロンドールに輝くのかも当然気になるが、日本人にとってはやはり、最優秀女子選手賞の澤、女子チーム最優秀監督賞の佐々木監督が大注目。年明け早々、歴史的な瞬間は訪れるだろうか。表彰式は日本時間の10日3時から。
澤と佐々木監督が順当に受賞し、さらにJFAがフェアプレー賞に輝く!(※1月10日追記)
続いて1月21日、アフリカ最強決定戦、ネイションズカップが開幕。ガボンと赤道ギニアで共催される今大会。3連覇中のエジプトに加えカメルーン、ナイジェリアといった強豪国が不在のなか、頂点に輝くのは果たして?決勝は2月10日、ガボンの首都リーブルヴィルで行われる。
3月には、現在9つのシステムがFIFAによってテストされている「ゴールライン・テクノロジー」に関するレポートが国際サッカー評議会(IFAB)に提出される。その後、3月~6月にかけてテストの第2フェーズが予定されているが、既にイングランドのプレミアリーグなどは導入にかなり前向きな姿勢を見せており、早ければ来季、2012-13シーズンから“機械による判定”が取り入れられることになりそうだ。
5月19日は、UEFAチャンピオンズリーグの決勝戦。今年の舞台はミュンヘンのアリアンツ・アレーナ(下写真)。ドイツで決勝が行われるのは、ポルトが優勝した2003-04シーズンのアレーナ・アウフシャルケ(現ヴェルティンス・アレーナ)以来8年ぶりとなる。
6月8日、W杯と同じ4年に一度の祭典、EUROが開幕。今大会の開催国はウクライナとポーランド。EURO2008、2010年W杯を制したスペインが、前人未到のビッグトーナメント3連覇を目指す。決勝は7月1日、キエフのオリンピック・スタジアム。
そして7月末には、ロンドン五輪のサッカー競技がスタート。開会式は7月27日だが、女子は25日、男子は26日からグループステージが始まる。決勝戦はそれぞれ8月9日と11日。特に女子の決勝が行われる8月9日は、“眠れない夜”になることを願わずにはいられない。(ちなみに組み合わせ抽選会は4月24日の予定)
また、今年は女子の世代別W杯の年でもあり、8月18日~9月8日に日本でU-20W杯が、9月22日~10月13日にアゼルバイジャンでU-17W杯が開催される。U-20の方は当初ウズベキスタンで開催されることになっていたが、運営面に問題があるとFIFAに判断されたため政府保証の条件付ながら日本での代替開催が決まった。もちろん日本はどちらの大会にも出場する。
そして12月には、再びクラブW杯が日本へやってくる。開催期間は6日~16日。2013年と2014年の大会は既にモロッコで開催されることが決まっており、ライバルの増加で今後の招致活動も困難が予想されるため、今年のクラブW杯はこれまで以上に楽しんでおきたい。
(筆:Qoly編集部 O)