2012年1月22日(日) - エスタディオ・デ・マラボ(マラボ)
Cote d'Ivoire
1
1-0
0-0
0
Sudan
ドログバ
39'
得点者


優勝候補の一角であるコートジボワールが初戦を飾り好スタートを切った。内容としては手放しで褒められるようなものではなかったが、結果的には最小限の消耗で勝ち点3を獲得できた。

スーダンの守りがマンマークシステムであったため、コートジボワールは前半ポジションチェンジを多用して攻撃を仕掛けた。ボールを保持し、ドログバが様々なところに動いて攪乱し、カルーやジェルヴィーニョが絞って、ヤヤ・トゥレが飛び出す。

大きなチャンスが連続して訪れるようなことはなかったが、ピンチは少なく、ほぼ完全に試合を支配して危なげない流れであった。そして39分に先制に成功。左サイドにスクエアのロングパスが通り、カルーが切り返しからクロスを入れる。ドログバがマーカーのサイフ・エルディンより頭一つ高いヘディングでゴールに叩き込み、リードを奪った。

しかし、その後のコートジボワールは明らかにペースダウン。ポジションチェンジはなくなり、ただでさえ控えめであったプレスもさらに緩くなった。そのために42、43分と連続して決定的なピンチが訪れ、後半開始から間もない51分にもアラ・エルディンのミドルシュートでゴールを破られかけている。ファンにとってはヒヤヒヤする展開で、ザウィ監督もどんどん攻撃の枚数を増やす采配をするなど満足していない様子だった。

しかし、上記のように結果的には失点を逃れ、リードを守りきる事に成功した。つまりは省エネで勝利を得ることができたということで、リスクを背負いながらのギャンブルに勝ったともいえるだろう。今後を考えた上では、単なる1試合の勝利以上の大きな意味を持つ可能性がある。

(筆:Qoly編集部 K)

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