2012年1月26日(木) - エスタディオ・デ・マラボ(マラボ)
Cote d'Ivoire
2
1-0
1-0
0
Burkina Faso
カルー
バカリ・コネ(OG)
16'
82'
得点者


コートジボワールがブルキナファソを破り、2連勝。赤道ギニアに続いて決勝トーナメント進出を決めた。

前節と同じく省エネを意識したカウンター狙いに徹したコートジボワール。3ボランチ気味のディフェンシブなシステムで試合に臨み、最終ラインを下げ、攻撃は前線の選手に長いボールを送るものが中心。ポジションチェンジも少なく、最低限の消費で戦おうとした。

そのため「勝って当然」というような内容ではなかった。最終ラインが低くボール回しを許し、ピトロイパとアラン・トラオレには再三チャンスを作られた。ブルキナファソに決定力があれば、あるいはブバカル・バリーが少しでもミスをしていれば失点は免れなかった。

しかし、結果としては2得点を奪っての勝利を収めた。ブルキナファソは前線の威力は大したものだが、プレスが甘い上にミスが多く安定感がない。しかも今日は勝たなければいけない試合とあって攻撃的で、アンゴラ戦でも見せたパスミス、クリアミスに加えてスペースもより空いていた。

コートジボワールは16分に先制点を奪取する。右サイドのスローインからドログバがクロスを入れると、ニアに飛び込んだヤヤ・トゥレが囮に。ファーに抜けたボールをサロモン・カルーがシュート、ゴールに叩き込み1-0。

後半は中盤をティエネ、ゾコラの2ボランチ+ヤヤ・トゥレのトップ下という形に変え、ドログバにサポートが入るようにしようとしていた。しかしヤヤの位置が低くなりやすく、劇的な効果はなし。ペースアップを図ることには失敗したが、82分に追加点を奪取する事には成功する。

ハーフウェー付近から途中出場のボカがフリーキックで前線に放り込む。これをバカリ・コネとタルが両方競り、クリアに失敗。キーパーの頭上を越える見事なループシュートになり、オウンゴールとなった。

終盤にサロモン・カルーが足を負傷してしまったことは誤算だろうが、コートジボワールは最小限の消耗で最大限の結果を残したことになる。

このようなサッカーしか出来ないのであれば大問題だが、先を考えて抑えているのであれば「本番は決勝トーナメントに入ってから」という王様相撲が成功した訳である。そのどちらだったのかは、来月になれば明らかになるだろう。

(筆:Qoly編集部 K)

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