2012年1月27日(金) - スタッド・ダンゴンジェ(リーブルヴィル)
Gabon
3
0-1
3-1
2
Morocco
オーバメヤン
クザン
ムバナンゴイ
77'
79'
90+7'
得点者
24'
90+1'

ハルジャ
ハルジャ(PK)



ガボンが劇的な逆転勝利を飾り、地元開催の大会で連勝を達成。これでグループCはチュニジア、ガボンが共に決勝トーナメント進出が決定。前評判が高かったモロッコはまさかの連敗で大会を去ることになった。

両チームともに攻守の切り替えの速さ、激しいプレス、そして縦に早い攻めを志向している。立ち上がりは互角だったが、徐々にボールをキープできる選手が多いモロッコがポゼッションを高め、攻撃を加える展開に変化していった。

そして24分、試合が動いた。ハッジがキープから右に展開、ベランダが受けて中央に切れ込みつつスクエアにスルーパス。左寄りに飛び出していたハルジャがシュートに持ち込み、先制点はモロッコが奪った。

しかしこの後、試合の流れはガボンに傾いていく。守備の意識が高くなった相手に対し、ホームの観客に後押しされて積極的に攻撃を仕掛け、ポゼッションも逆転。

さらに、ハーフタイム終了と同時に投入された大ベテランFWクザンが攻撃の鍵となった。ベナティアのマークをものともせず、ほとんどのハイボールを味方に繋ぎ、オーバメヤン、ムルンギのサポートを見事に生かした。

圧倒的に押しながらもなかなかネットを揺らせずにいたが、77分についに同点に。ムソノが左サイドからロングスローを入れ、ニアにクザンが飛び込む。マークしに行った途中出場のアリウィがクリアし損ね、ペナルティエリアに落ちてきたところをオーバメヤンがボレーで叩き、ゴールに突き刺した。

またその直後、立て続けに得点し逆転を達成。クザンがハイボールを落としたところから波状攻撃が始まり、ポコが右サイドに展開してオーバメヤンが折り返し。ゴール前でクザンが受けて反転シュート、ゴール右隅に流し込んだ。

試合終了を目前にベランダのシュートがムソノの手に当たりPKで追いつかれたが、ロスタイム7分が過ぎたところで再び逆転。ベナティアのファウルでペナルティエリア外左の角辺りでセットプレーを獲得。途中出場のムバナンゴイが見事なフリーキックを蹴り、ゴール左上隅に直接決めた。

(筆:Qoly編集部 K)

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