ブニョドコル | 1 | - | 2 | アデレード・ユナイテッド |
ムルゾエフ |
90+3' |
12' 54' |
ブーガード ゴレク |
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非常に悪い状態のピッチで行われたこの試合(余談だが、同じウズベキスタンのカルシでは積雪で試合が中止になった。さらに余談だが色付きのボールを用意していなかったらしく、その場でボールをスプレーで塗っていて、アジアに慣れている筆者も呆れた)。 雪が積もっていないだけで穴だらけ、踏ん張ると芝がもげてしまう。例によって、お互いにロングボールを蹴り合った。その中で先にチャンスを生かしたのはアデレード。12分にラムゼイの右CKからニアでマリクがフリックオン、コースが変わったボールをブーガードがヘディングで決めた。 その後は守りの時間が長くなったが、後半にもセットプレーからのカウンターで追加点を奪取。ジテの縦パスをゴレツがダイレクトで左に展開。スペースに上がったラムゼイがシュートに持ち込み、キーパーが弾いたところをゴレツが押し込んだ。 逆にチャンスを生かせなかったのがブニョドコル。前半はまだ消極的なところもあったが、後半は猛攻と言ってもいいほどにチャンスが連続。 2列目が2トップを囮にしてボールを収め、引いている相手を攻め立てた。しかしアデレードのGKガレコヴィッチが大当たりでなかなかゴールを破れず、「なぜこれだけあって入らないのか」という流れに。 それを破ったのはロスタイム、サロモフのアーリークロスをカルペンコがヘッドで叩き、ガレコヴィッチが弾いたところをムルゾエフが押し込んだ。しかし既に追いつけるだけの時間はなかった。 |
バニ・ヤス | 2 | - | 0 | アル・アラビ |
ユーセフ・ジャベル(PK) ジェステ |
45' 76' |
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現在UAEリーグで苦戦しているバニ・ヤス。しかしその分ACLに賭けてきたのか、気持ちの入ったプレーでアル・アラビを撃退。「アル・サッドに出来て我々に出来ないわけがない」と言いたげな勝利であった。 中東らしい縦に早い攻めをやり合った序盤を経て、徐々にペースを掴んだバニ・ヤス。アル・アラビの守備は特定のマークを付けておらず、しかも元スペイン代表MFのジェステをかなり自由にしてくれたことが幸運であった。 どこかを重点的に狙わずとも、ジェステが下がってきたところにボールを収めれば、取られない、外が開いたら展開してくれる、中が開いたら突破してシュートまで持って行ける。彼の全盛期を思わせる獅子奮迅のプレーを見せた。 やや決定力を欠いて先制には時間が掛かったが、43分にユーセフ・ジャベルのクロスから、ファリド・イスマイルがアル・スレイティに倒されてPKを獲得。お膳立てしたユーセフ・ジャベルがこれを決め、リードを奪う。 後半は運動量の減少から雑になった感はあったが、76分に追加点を奪取し試合を決めた。途中出場のファワズ・アワナ(ちなみに彼は昨年9月に交通事故で亡くなったテヤブ・アワナ選手の実兄に当たる)が右サイドを抜け出してクロス、サンゴールがさらに左に流して、今日大活躍のジェステがシュート、追いすがる相手に止めを刺した。 |
アル・イティハド | 4 | - | 0 | パフタコール |
ファウジ アブサバーン アブサバーン アブドゥラ・オマール |
3' 31' 51' 58' |
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柴村直弥選手が移籍したことで一躍その名を知られることになったパフタコール・タシケント。しかし迎えたACL初戦はアル・イティハドに全く歯が立たず大敗を喫し、苦いスタートとなった。 試合開始からわずか3分で早くも失点。スローインから柴村がファウジに裏を取られてカットインを許し、ジュラエフの飛び出しも実らずゴールを破られた。 パフタコールはタジエフへのロングボールを基点に押し上げて反撃しようと狙っていたが、アル・ハルビとモンタシャリの前にほとんどボールが収まることはなく、散発的にアンドレーエフからクロスが入る程度しか攻撃出来ない。 しかも31分にはそのロングボールが弾かれたところからのカウンターで崩壊。アブサバーンとハザジのワンツーで中央をあっさりと破られて2失点目。 37分にはさらにシャロフェトディノフのサイドチェンジミスからハザジの突破を許し、それをファウルで止めたクレツコフに東城主審が2枚目のイエローカードを提示。数的不利にも陥った。 後半も苦しい展開が続く。51分には柴村のナイスディフェンスからカウンターチャンスを得たが、オラホヴァツがボールを失い“カウンターのカウンター”に。 柴村が前に出て行っていた裏をファウジが狙ってカットインからシュート、DFがブロックしたところをアブサバーンに詰められて3失点目。58分にも厳しいバックパスを柴村がトラップしきれず、流れたところをアブドゥラ・オマールに掻っ攫われて4失点目。 試合開始直後の失点、ゲームプランの失敗、退場者、あり得ないミスの連発。パフタコールにとっては全てが空回りした一日となった。 |
(筆:Qoly編集部 K)