3月8日、2012年AFCチャレンジカップ・ネパール大会が開幕を迎えた。4チームごとのグループリーグを戦い、各上位2チームがノックアウトステージに進出。決勝戦は3月19日に行われ、優勝チームには2015年アジアカップへの出場権が与えられる。

2006年に創設されたこの大会は、AFC加盟国の中でFIFAランキング下位の23チームのみが参加できる。今回はブルネイ、グアム、東ティモールの3カ国が辞退し、予選には20チームがエントリー。これを勝ち抜いた8チームが決勝大会へと駒を進めた。

今回予選を突破したのは、前回の王者である北朝鮮を始め、パレスチナ、フィリピン、インド、トルクメニスタン、ネパール、モルディブ、タジキスタンの8カ国。なお、開催国枠はなく、予選終了後にホスト国が決定されるシステムである。

グループ分けは以下の通りとなった。

グループA
トルクメニスタン パレスチナ モルディブ ネパール

グループB
北朝鮮 インド トルクメニスタン フィリピン

グループAは既に第1節が終了。開幕戦では前回準優勝のトルクメニスタンが、先制ゴールを許しながらも逆転、モルディブを順当に3-1と撃破し好スタートを切った。第2試合ではホスト国ネパールがパレスチナに0-2と敗北している。

実力的にはトルクメニスタンの突破は堅いだろうが、その他は実力伯仲。南アジア選手権で3位を分け合ったモルディブ、ネパールの直接対決も注目となる。

グループBは強豪が集まる死のグループ。優勝候補である北朝鮮は無論本命だが、スニル・チェトリを新キャプテンに迎えて再出発を図るインド、そして先日日本がワールドカップ予選で戦ったことで注目されたタジキスタンも優勝を狙える存在である。

最近国内リーグを整備し、急速に力を付けているフィリピンも見逃せない。元チェルシーユースとして有名なジェームス&フィリップのヤングハズバンド兄弟、ヴェルディでトライアルを受けたことで知られるミサ・ベハドランが名を連ね、さらにシーズン中ながらニール・エザリッジ(フルアム/イングランド)、FSVフランクフルトのデニス・カガラ(FSVフランクフルト/ドイツ)、ポール・ムルダース(ADOデンハーグ/オランダ)などの海外組の招集にも成功。初のアジアカップ出場を本気で狙ってくるだろう。

(筆:Qoly編集部 K)

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