3月11日のエティサラット・カップ準決勝で、アル・アハリのキケ・フローレス監督を暴行したアル・ワスルのGKマジェド・ナセルに対し、UAEサッカー協会の懲戒委員会は13日に17試合の出場停止と罰金を言い渡した。

アル・ワスルの監督を務めているディエゴ・マラドーナ氏は、記者会見にてこの決定に対して不服を唱え、控訴を検討していると明らかにした。

「前半、マジェド・ナセルがゴールの裏からボールを拾おうとしていたときに、キケ・フローレスは手でジェスチャーをしていた。“クレイジーだ”という意味のね。それが全ての問題を引き起こしたんだ。例えキケが怪我をしていたとしても、彼もまた懲戒委員会で罰せられるべきだ」

「私の35年に渡るキャリアの中で、相手の選手に対してあんな行為をする監督は見たことがない。相手の選手を非難することなど、私は絶対にしない」

「もちろんマジェド・ナセルの行為を正当化するつもりはないよ。しかし、ただただ公正に、公平に判断をしてもらいたいからだ。懲戒委員会には、キケのジェスチャーを見て、そしてマジェド・ナセルの行為を見て、それから判断をして欲しい」

「以前、アル・アインが同じような事件を起こした時、処分は4試合の出場停止だった。これがアル・ワスルに来るとどうだ。17試合だ。我々に限って誇張されているのではないかね?アル・アインであろうがアル・ワスルであろうが、公平に判断して貰いたい」

「間違いなく我々はこの決定に対して控訴する。これは悪質な行為じゃない。過度な処分を科すほど、血は流れなかった」

「私はマルワン・ビン・バヤト(アル・ワスル会長)と話している最中だ。アル・アインの選手がアル・ナスルに暴行を働いたときは、2、3試合、多くても4試合の停止だった」

「同様にマジェド・ナセルとも話している。彼は我々と共に練習を続ける。出場停止処分を軽減するためにいくらかのお金が必要だとしても、我々はそうするだろう」

(筆:Qoly編集部 K)

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