エリック・アビダルの離脱もあり、今季はここまでのリーグ戦16試合でスターティングメンバーに名を連ねるなど、既に昨季を上回る出場時間を記録しているアドリアーノ。だが、来季以降の処遇については不透明のようだ。
『El Mundo Deportivo』によると、現在可能性が高まりつつあるのがバイエルンへの移籍話。バイエルンはサイドバックの補強を予てから望んでいるが、ここのところはアドリアーノの動向に関心。現地にスカウトなどを派遣してモニタリングを強化するなど、オファー提示が現実味を帯びてきているようだ。
ユーティリティー性も武器とするアドリアーノは、セビージャ時代は主に中盤でプレー
だが、現地などでは「アドリアーノを現金化して、左サイドバックにマルク・ムニエサを本格的に登用するケースも面白い」と見る論調が浮上しつつあるものの、サイドであればどのポジションもソツなくこなす、元ブラジル代表を手放す選択肢はやや非現実的か。おそらく、このオファーがまとまるには、「バイエルンとは最低でも1000万から1200万ユーロの条件提示で合意し、さらに、代わりとなるサイドバックの確保に成功」という2つの条件が必須となってくるだろう。