3月24日に行われた韓国Kリーグ第4節、仁川ユナイテッド対大田シチズンの試合で、マスコットがサポーターに暴行されるという事件が起きた。

両チーム共に3連敗で迎えたこの試合は9枚のイエローカードが乱れ飛ぶ荒れ模様。今季加入したソル・ギヒョンが2得点をあげ、ホームの仁川ユナイテッドが2-1と今シーズン初勝利を収めた。

試合後、仁川のマスコットである“ユチ"がアウェイ側のスタンドに向かって手招きのようなジェスチャーをしたことで、大田サポーターが激怒。2人がピッチに乱入しユチを暴行した。仁川側もそれに刺激され、両軍のサポーターが衝突する事態に発展。警察や救急車が出動し、大田の選手団は直接サポーターを宥めなければならなかった。

仁川サッカー競技場は、今年オープンした欧州仕様のスタジアムである。陸上トラックが廃されピッチと観客席が近く、観戦には最適と宣伝されてきた。しかし一方で観客のモラルが悪ければ、いつでもピッチに入ることが出来るということを意味する。

仁川ユナイテッドの運営はまだこのスタジアムの仕様に慣れておらず、セキュリティが機能しなかった。警察への要請は“営利目的の事業では民間企業の警備員を雇うべきだ"と却下されていたという。プロサッカー連盟は月曜日までにこの事件のレポートを作成する予定となっている。

スポーツ朝鮮紙は「どのような結果が出ようがスタジアムには変化が必要になるだろう。鉄条網を建てなければならないのではないかという話も出ている。一部のサポーターの非常識な行動のために、美しいスタジアムに傷がつくのは残念でならない」と記事をまとめている。

(筆:Qoly編集部)

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