ユース代表監督は自国人コーチを採用
4月19日、オーストラリアサッカー協会はU-22代表チームの監督にアウレリオ・ヴィドマー氏が、U-20代表チームの監督にポール・オコン氏が就任すると発表した。
アウレリオ・ヴィドマー氏は主に90年代に活躍した元代表選手で、トニー・ヴィドマーの兄として知られる。1998年から2年間はサンフレッチェ広島でプレーした経験もある。
2010年からU-23代表チームの監督を務めており、五輪予選では6試合無得点という結果でグループリーグ最下位に終わっている。しかし育成経路の継続性という点を重視し、再びユース年代の指導を行い、2014年に開かれるAFC U-22選手権の出場を目指す。また、フル代表のアシスタントコーチも継続して務めるとのこと。
ポール・オコン氏も同年代に元オーストラリア代表選手で、ベルギー、イングランド、イタリアなどのリーグで活躍した経験を持っている。U-20代表の監督として11月にUAEで行われるAFC U-19選手権に参加し、来年6月にトルコで開かれるU-20ワールドカップ出場を目指す。また、オコン氏はU-22代表のアシスタントコーチも兼任する。
この人事について、オーストラリアン紙は「ピム・ファーベーク就任以降オランダのシステムを導入してきたオーストラリアであるが、これまでU-20を率いていたフェルスライネンが置き換えられ、大きな方針の転換が行われているのだろう」と記事をまとめている。
なお、オーストラリアサッカー協会のテクニカルディレクターは引き続きオランダ人のハン・ベルガー氏が務めている。
(筆:Qoly編集部 K)
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