パフタコール 1 - 2 アル・イティハド
クリミアシュヴィリ

68'

60'
90+1'
ナイフ・ハザジ
アブサバーン
Pakhtakor, Al-Ittihad

アル・イティハドがアウェイでパフタコールを破って、大会4勝目をあげた。2位に付けていたパフタコールは勝ち点を伸ばせず、この後の試合でバニ・ヤスが勝利したため3位に転落。最終節での勝利が必要となった。なお、柴村直弥選手はベンチ入りしたが出場機会はなかった。

敵地と言うこともあってか、かなり消極的なプレーを見せたアル・イティハド。ボールを繋ごうという意識は見られたが、最終ラインが低く布陣は間延びしており、ミスが多く安定しない出来だった。しかし反面、パフタコールに攻められたことによって個人能力とロングボールでのカウンターチャンスが生まれた。

試合を動かしたのは60分。あまり活躍できなかったバビルを下げてファウジ・アブドゥルガニを入れるとこれが大成功。彼がファーストプレーで右サイドを突破してクロスに持ち込み、ナイフ・ハザジの先制点を導いた。

68分にはクリミアシュヴィリの40m級のロングシュートで同点に追いつかれたが、ロスタイムにホスニ・アブド・ラボのFKからアブサバーンがヘディングを決め、土壇場でリードを奪い勝ち点3を獲得した。

パフタコールも悪くない試合をした。激しさを持った守備と勢いがある仕掛けで勝利への意欲を見せた。しかし、全体的にパスミスが多く、一発のロングボールで壊れてしまう場面が頻発。70分にはCB2枚がいながらもナイフ・ハザジへのフィードを止められずクリメツが退場してしまい、終盤は攻めながらも厳しい戦いとなってしまった。

アル・アラビ 0 - 4 バニ・ヤス








17'
39'
52'
77'
ファウジ・バシール
ジェステ
ナワフ・ムバラク
サンゴール
Al-Arabi, Bani Yas

バニ・ヤスがアル・アラビに敵地で0-4と大勝し、グループ2位に進出した。アル・アラビはこれで大会唯一の5連敗、勝ち点0のチームとなった。

試合の内容もスコア通りの一方的なもの。バニ・ヤスは得意のコンパクトな布陣で高いラインを設定、プレスとショートカウンター、そして何よりジェステの強烈なキープから自在に攻撃を組み立てた。マークされていないトップ下にボールを渡せば全く奪われないのだから、バニ・ヤスとしては楽なものだ。

17分にナワフ・ムバラクのフィードから、守備のマズイ対応を利用してファウジ・バシールが抜け出してシュート、先制点をあげる。39分にはフランシスコ・ジェステが元スペイン代表の技術を見せつける見事な直接フリーキックを決めて2点目。

52分にはフリーキックからのクリアボールを拾ったナワフ・ムバラクのミドルがDFに当たり、コースが変わってゴールイン。終盤はややペースダウンしたが、77分にジェステのキープを基点に4点目。モハメド・ファウジのオーバーラップから、折り返されたボールをフリーで待っていたサンゴールが決めた。

アル・アラビはピスクリチのボールキープからアイデアを発揮して貰う以外に攻撃の形は全くなく、彼にボールを渡すまでにも苦労した。押し込まれるためにピスクリチはゴールから離れ、プレスを受け、ロングボールを蹴ったところで跳ね返された。後半に3-4-3に変更したこと、バニ・ヤスの運動量が落ちたことからチャンスは得たが、得点を奪い返すまでには至らず。

(筆:Qoly編集部 K)

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