2012年5月22日(火) - エコパスタジアム(静岡)
Japan
2
1-0
1-0
0
Azerbaijan
香川
岡崎
43'
58'
得点者





最終予選を6月初旬に控えた日本代表。準備試合としてアゼルバイジャンを迎えた試合は、久々に集まったことやメンバーの入れ替わりもあってか終始パスミスが目立ったが、全体的にはペースを握る事に成功。スコアも2-0とし、勝利を収めた。

引き気味に入ってきた相手に対して日本は早い時間にチャンスを作った。長谷部が右から入れたクロスがファーに通り、詰めてきた香川がシュートを放ち、わずかに右に外れた。17分には長谷部のスルーパスが裏に通り、森本が飛び出してシュートを決めたがわずかにオフサイド。20分にはスローインを基点に香川がカットインからシュートを放った。

チャンスは作っていたものの、ここまでは比較的狭い展開が多く、やや窮屈なところもあった。だがそれも20分を過ぎて徐々に変化。サイドを変える展開が多くなり、より香川と本田の動きで生まれるスペースが広くなっていった。また、本田も周りの動きでボランチのマークが外れることを利用して、より攻撃にすぐ絡める位置でボールを収めるパターンが増えた。

そして42分に先制点を奪取。カウンターからハーフウェー付近で本田が受け、ダイレクトでヒールパス。長谷部がそれをサポートして持ち上がり、ディフェンスを引き出して裏に送る。左から香川が飛び出して、ギョクデミルを切り返しで外してシュート。逆サイドネットに決めてリードを奪った。

後半は酒井、高橋の両名が投入されたことからかややスローペースで入ったが、58分に追加点を奪う。左サイドに大きく開いた香川がドリブル突破しクロスを投入。中央で本田がヘッドで落とし、岡崎がわずかに触って、ディフェンダーに当てつつゴールに決めた。

上述のように全体的にパスミスが多く、安心して見られたというほどの内容ではなかった。だが、負傷明けの本田のコンディションは決して悪くはなく、試合感覚もあり、周りからの信頼感も高かった。細貝は終始守備で貢献し、高橋はマークミスなどもあったが全体的に好パフォーマンスを見せ、酒井も絶妙なクロスでチャンスを作った。これまで大きな課題として言われていた遠藤不在時の戦いとしては、今回は決して悪い内容ではなかったといえる。

(筆:Qoly編集部 K)

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