モンペリエにヤンガ=エンビワ放出の意思はなし

7月22日、レキップ紙は「イタリア・セリエAのACミランは、モンペリエのDFマプ・ヤンガ=エンビワに対して正式なオファーを送る準備を行っている」と報じた。その額については5~600万ユーロの間になるとのこと。

マプ・ヤンガ=エンビワは1989年生まれの23才。高い身体能力を誇るセンターバックである。モンペリエの下部組織出身で、トップチームには2007年から所属。6シーズンで168試合に出場し、4ゴールを記録している。

中央アフリカ生まれだがフランスU-21代表経験を持ち、先日行われたEURO2012に向けた候補のメンバーにも選出されたことで知られている。

しかし、これに対してモンペリエの会長を務めているルイ・ニコランの弁護士は、フランス・フットボール紙のインタビューに「ヤンガ=エンビワは出さない」と答え、放出を拒否することを明らかにしている。

「彼が出て行くことはない。これは明らかな話だ。ACミランは最低その3倍は出すべきだね。そして、我々は彼を放出するつもりもない。

それ以前にオファーが遅いんだ。今、我々は彼を置き換えるための誰かを探してすらいないのだからね。マプはあと一年しか契約が残っていないが、もし来季フリーで退団することになっても、それは仕方ない話だよ」

だがモンペリエは「代わりを探していない」と話す一方で、パリ・サンジェルマンに所属しているフランス代表DFママドゥ・サコーの獲得に興味を持っているとも報じられている。

(筆:Qoly編集部 K)

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