ハンガリー1部リーグ、ヴィデオトン対ブダペシュト・ホンヴェード戦で起きた珍しいシーン。
アウェーのホンヴェードが1点をリードして迎えた後半アディショナルタイム、ホンヴェードのGKケメネシュがエリア内で相手FWトルグヘレを倒してしまう。 ケメネシュは2枚目のイエローカードを受けて退場となるが、ホンヴェードはすでに交代カード3枚を使い切っていたため、急遽DFのイヴァン・ロヴリッチがゴールマウスに立ったのだが・・・
ネマニャ・ニコリッチが蹴ったPKを見事にPKをセーブしたロヴリッチの活躍もあって、ホンヴェードが1点を守っての逃げ切り勝ちを収めた。絶体絶命の窮地からチームを救った27歳のクロアチア人DFは
「小さい頃はGKをよくやってたんだけど、随分昔のことだよ。金曜の練習終わりにケメネシュがPKを蹴りたいっていうから遊びでGKをやったりはしてたけど」
「(PKキッカーの)ニコリッチが以前右に蹴っていたのを見ていたので、そっちに飛ぶことにしたんだ。でも、ツキもあったね」
「それから、ケメネシュとは旧知の仲なんだ。試合後すぐにお礼を言われて、僕らは喜びあった。2人だけでなくチームみんなもね。僕らはとてもいい試合を勝つことが出来た。この勝ち点3はとても大きい」
とコメント。なお、ホンヴェードはリーグ戦開幕3連勝で首位に立っている。