先日、アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は「まだ何だって起こる。移籍市場が閉まるまで活動する」と今後の補強戦略を明らかにしたことで、プレミアリーグのサッカーファンを中心に「一体誰が移籍期限ギリギリでアーセナルにやってくるのか」との話題も盛り上がっているようだが、『bleacher report』の分析によると、その候補は以下の4人に絞られるようだ。
まず、新たなCB候補としても注目されているのがフィリップ・メクセス。こちらは、ミランがCFの補強としてニクラス・ベントナーをリストアップしていると言われ、アーセナルがその放出条件としてこのフランス代表DFの加入を望むとみられている。
そして、同様に守備力アップの駒として考えられているのが、ニューカッスルのシェイク・ティオテとレンヌのヤン・エンヴィラだ。ティオテはニューカッスルで既に実績を上げているタフなタックラーであり、フィルターとしての能力は既にプレミアリーグでトップクラス。アレクサンドル・ソングがバルセロナに離れたことで中盤の守備力に問題を抱えているアーセナルが獲得に興味を示すには十分な人材だ。また、その理由でいけば、エンヴィラもうってつけのタレント。まだ22歳と将来性もあり、レンヌは簡単に手放しそうにはないが、献身的な守備と破壊力抜群のミドルシュートを兼ね備え、攻守両面で期待できる逸材の確保には大金をはたいても損はないだろう。
さらに、攻撃的なポジションに目をやると、こちらはセオ・ウォルコット、アンドレイ・アルシャヴィンの退団が決定次第になりそうだが、マラガの若き才能イスコの獲得が噂されている。いかにもヴェンゲルが好きそうなテクニシャン型の攻撃的ミッドフィルダーで、予てより噂のあったヌリ・シャヒンがリヴァプールに奪われる形が濃厚となった今、再び関心を強める可能性は大いにあるだろう。一時報道にあった、セビージャのヘスス・ナバスと共にアーセナル行きの可能性を残したプレーヤーであることは間違いない。
はたして、プレミアリーグ開幕戦のサンダーランド戦では引き分けるなど、スタートからグーナーたちを心配させるパフォーマンスを披露してしまっているガナーズの救世主は誰になるのだろうか。これから一週間は移籍市場から目が離せない。
(筆:Qoly編集部 T)