28日に行われた、北中米カリブ海王者を決めるCONCACAFチャンピオンズリーグ、トロント対サントス・ラグーナ。3チームによるリーグ戦で、1位のみが準々決勝に進むことができるグループステージの戦いだが、8グループの中で唯一、メキシコ勢とMLS勢が同居したのがこのグループ(※トロントはカナダチャンピオンとして出場)。しかも、昨季準決勝で対戦した両チームによる注目の一戦で、珍事が発生した。

試合は、49分にコロンビア代表FWカルロス・キンテーロのゴールでサントス・ラグーナが先制するも、68分にトロントのキャプテン、フリンクスのフリーキックからアマリクワが決め同点。そして、試合が終盤に差しかかったところで、トロントのBMOフィールドに珍客が登場する。

ゴールへ迫るサントス・ラグーナの攻撃をさえぎるようにピッチを駆け抜けた、一匹の黒猫。猫はそのままどこかへ走り去ってしまったが、さて、黒猫といえば不吉なことの前兆や、国によっては吉兆と捉える向きもあるように、この後、“何か"が起こることを予感させた。

果たして、それは的中する。1-1で迎えた90分、スコアを動かしたのは、サントス・ラグーナ。ルドゥエニャがワンツーから抜け出し勝ち越し弾を奪うと、さらに2分後、今度はカンディド・ラミレスが決めて追加点。黒猫に導かれるように後半アディショナルタイムの連続弾を手にしたサントス・ラグーナが、アウェイで貴重な勝ち点3を手にした。

(筆:Qoly編集部 O)

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