ブラジル3部、サンタ・クルズ対フォルタレザ戦での一幕。サンタ・クルズの1点リードで迎えた前半終盤、ロビングを両チームの選手同士が競り合うと・・・。
フォルタレザのエスレイの肘打ちを顔面に食らって流血したサンタ・クルズのシカォン。シカォンはその血を手につけるとエスレイの顔に塗りつけた・・・。
このアクシデントを発端に両チーム入り乱れる騒動に発展したが、主審は両者にレッドカードを提示。 両チーム2人ずつが退場するなど荒れた展開となった試合は後半に2点を奪ったフォルタレザが逆転勝ちを収め、リーグ首位をキープした。
ただ、サンタ・クルズ側はシカォンへの退場処分に抗議する構えも見せているようだ。クラブの重役コンスタンチノ氏は「あれはヒートアップした際にみせた態度なので、サンタ・クルズが彼(シカォン)を罰することはない」、「これまで彼は退場になったことがないし、若くてよい人間でスポーツ系の大学で学ぶ生徒?でもある」とする一方、不注意でもあったと述べた。
「彼は攻撃され、リアクションを起こした。我々はああいった行動は慎むようにしているが、試合中はアドレナリンも出る。彼は不注意でもあったが、やられたことに憤慨したのだ」、「ハーフタイムに彼と話したが、取り乱していた。ちょうど傷を縫合する直前だった」