イングランド3部のオールダム(ダービーからのローン)でプレーするリー・クロフトが試合中に見せた言動が問題になっている。
マンチェスター・シティでキャリアをスタートさせた27歳のウィングは先週土曜に行われたアウェーでのシェフィールド・ユナイテッド戦でボールボーイに差別的発言をした疑いが掛けられている。
【最後にクロフトに詰め寄っているのはシェフィールドファン】
『BBC』によれば、サウスヨークシャー警察がこの嫌疑について捜査を行っているようだが、クロフト本人は「取りに走ったボールを彼(ボールボーイ)が蹴り飛ばしたので、不満のあまり『what are you doing?』と言った。彼の感情を傷つけるようなことは何も言っていない。そんなことはしていない」とカッとなったことは認めつつも、差別的発言については否定しているという。
また、オールダムも「クロフトは今回の嫌疑について真っ向から否定している。クラブとチームメイトは完全に彼を支持する。今後、この件に関して更なる声明は出さないだろう」とのコメントを出したそうで、監督のポール・ディコフはシェフィールドサポーターたちが今回の告発でクロフトを騒動に巻き込もうとしていると主張している。
「この事についてリーと話したが、彼は全面的に否定していた。私はそのような事(差別的発言)について容赦するつもりは毛頭ないが、リーのことは知っており、彼のことを完全に信じている」
クロフトは試合後ボールボーイに謝罪したが、それは受け入れられなかったとも話している。
「彼は(謝罪を)認めたがらず、オレの手を押しのけた。オレの知る限り、この問題は終わったことだ」
「オレも試合中ずっと奴ら(シェフィールドサポーター)に侮辱されたことの文句を言っていいかな? オレは間違ったことは何もしていない」
なお、ボールボーイは14歳の少年ということだが、名前は明らかにされていないという。
(筆:Qoly編集部 I)