2012年12月9日(日) - ブキット・ジャリル・ナショナル・スタジアム(クアラルンプール)
Malaysia
1
0-0
1-1
1
Thailand
ノルシャフルル・イドラン
48'
得点者
79'
ティーラシル・ダンダ

準決勝ファーストレグのもう一試合、マレーシアとタイの対決も、お互いに譲らず引き分け。ホームの大観衆に押されたマレーシアの頑張りが目立ったが、タイも実力を発揮した。

試合序盤はマレーシアがペースを握った。激しいプレスをかけてタイのパス回しを潰し、ボールを奪う。前線はこれまでとは違いワントップだが、テクニックのあるサフィクをトップ下に上げ、ボールの収まりを向上させると共に、ガリーの起用で守備力もアップ。バランスよく試合に入った。雨のためにタイ側のピッチに水が浮いている箇所があり、それもマレーシアの助けとなった。

だがその一方的なペースは長くは続けられず。15分あたりからタイが盛り返しを見せる。ダッサコーンがゴールから離れてパス回しに参加し、チームを前に押し上げ、時にプレスが抜けたらスルーパスを狙う。これによって試合は互角の展開に持ち込まれた。

前半は0-0のままで終了したが、後半に試合が動く。

まず先手を取ったのはマレーシア。48分、ジャカパンのシュートを防いだところからのカウンターであった。右サイドの裏のスペースにマハリが抜け出してクロスに持ち込むと、ニアにイドランが飛び込んでヘッド。これがネットを揺らしリードを奪った。

しかし終盤、ソンポン・ソレブ、アピプ、キラティと攻撃的なカードを連続して切ったタイが同点に追いつく。79分、右サイドからピヤポルがアーリークロスを入れると、ティーラシル・ダンダがフリーでヘッド。これがループ気味にゴール左上隅に決まり、試合を振り出しに戻した。

声援に後押しされたマレーシアは最後に猛攻を見せるも、イドランが2度の決定的チャンスを決められず、勝ち越しに失敗。健闘したマレーシアにとっては悔しい引き分けとなった。4日後のアウェイゲームは厳しいものとなるだろう。

(筆:Qoly編集部 K)

{module [170]}
{module [171]}
{module [190]}

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい