アヤックスやマンチェスター・ユナイテッド、リヴァプールといった欧州のビッグクラブが興味を示しているとされるセルビア期待のMFが魅せた。

22日に行われたオランダ・エールディビジ第18節ヘーレンフェーン対フィテッセ。0-0で迎えた前半30分、ヘーレンフェーンのセルビア人MFフィリップ・ジュリチッチは、味方からパスを受けた際に鮮やかなターンでマーカーを交わすと、そこから一気に加速。追いすがるDFを振り切り、最後は飛び出したGKをよく確認しちょこんとボールを浮かせてゴールへ流し込んだ。

メッシを彷彿とさせるゴールを記録したセルビア人のジュリチッチは現在20歳。09/10シーズンの冬のマーケットでヘーレンフェーンに加入し、昨シーズンは自身初の二桁となる10ゴールを記録。代表には各年代でプレーし、今年2月にA代表デビューを果たした。細身の体型に知的な甘いマスクから弱々しく映る部分もあるが、非常に実用的な高いテクニックとスピード、状況判断力を兼ね備えており、簡単に例えるなら同じく移籍の噂が絶えないアヤックスのクリスティアン・エリクセンに似たタイプの選手と言えるだろう。

今シーズンはマルコ・ファン・バステン新監督のもとトップ下、3トップの中央、左サイドと起用され、チームの不振もありここまで4ゴールに留まっているが、その才能は引き続き高く評価されており、上述のビッグクラブほか多くのクラブが熱い視線を向けている。エールディビジはこれから1ヶ月のウインターブレイクに入るが、後半戦も彼のプレーとその動向から目を離せない。

なお、試合は2-1でヘーレンフェーンがフィテッセに勝利。フィテッセのハーフナー・マイクは後半に途中出場、安田はベンチ入りしたものの出番はなかった。

(筆:Qoly編集部 H)

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