DF×2+MF×3+FW×4+監督×1

冬の移籍市場が開き、プレミアリーグでも徐々に選手の移動が活発化しているが、その前に今季のプレミアリーグで“当たった移籍”をまとめておこう。今回は『caughtoffside』が発表した「Top Ten Premier League Signings of 2012/13」を元に成功ケースを振り返ってみたい。

順位名前所属クラブPOS(リーグ戦)成績
1 ミチュ スウォンジー MF 20試合13得点2アシスト
2 ロビン・ファン・ペルシー マンチェスター・U FW 21試合16得点9アシスト
3 サンティ・カソルラ アーセナル MF 20試合7得点6アシスト
4 ディミタール・ベルバトフ フラム FW 17試合7得点4アシスト
5 セバスティアン・バソング ノリッチ DF 19試合3得点1アシスト
6 アルナ・コネ ウィガン FW 21試合6得点5アシスト
7 スティーヴン・ピーナール エヴァートン MF 20試合4得点6アシスト
8 ハリー・レドナップ QPR 監督 (就任後)8試合2勝3分3敗
9 ナサニエル・クライン サウサンプトン DF 17試合1得点2アシスト
10 クリスティアン・ベンテケ アストン・ヴィラ FW 18試合6得点4アシスト

対する“ガッカリさせた移籍ケース”はこちら⇒

ベスト3は、サンティ・カソルラ、ロビン・ファン・ペルシー、ミチュという並びになったが、これは誰もが納得の顔ぶれといったところだろう。

セスク、サミア・ナスリが抜け、これまで自慢としていた中盤の創造性が欠如したアーセナルだが、スペイン代表にも名を連ねるファンタジスタの加入により、グーナーの不満を軽減された。初挑戦のプレミアリーグにおいて7得点6アシストときっちりを数字を残しただけではなく、即座にアーセナルの中核を担うまでのパフォーマンスを披露した、その環境適応力と戦術理解力にも脱帽だ。

そして、2位のロビン・ファン・ペルシー。昨季途中から賑わせたビッグクラブ間の移籍が今夏に現実化した際は、各方面から批判的な意見も飛び交ったが、少なくとも彼とユナイテッドにとっては大成功だった。シティからの王者奪還を目論むレッドヴィルズは現在リーグ戦で首位を行くが、このオランダが世界に誇るストライカーの加入なしではあり得なかった結果と言えるだろう。

最後に触れるのは、「今季のプレミアリーグで最も成功した移籍例」として、様々なマスメディアからも取り上げられているミチュ。これまでセルタ、ラージョで着実に成果を残し、昨季はリーガエスパニョーラにおいて15得点を挙げるなど、その能力に疑いの余地はなかったが、英国の地で更なる輝きをみせることを予想したものは皆無だっただろう。スペイン人らしい基本技術の高さと鋭敏なゴール嗅覚を武器にスワンズの前線を文字通り牽引。今後はその勢いがどこまで継続できるかに注目だ。

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