10人目の大記録

今週末のプレミアリーグQPR対ウェストハムのロンドン・ダービーはQPRの指揮官ハリー・レドナップにとって記念すべき戦いとなる。掲題の通り100回目のロンドン・ダービーを迎えるからだ。『Daily Mail』が特集を組んでいるのでQoly流にアレンジしてお届けしよう。

参照: Daily Mail

レドナップはアップトン・パークで行われる試合で10人目のロンドン・ダービー100試合出場を達成者となる見込みだが、現役指揮官で100試合以上のロンドン・ダービーを経験しているのはアーセナルのアルセーヌ・ヴェンゲル監督のみ。ヴェンゲルは1996年からアーセナルの指揮を執っており、通算145試合のダービーで勝率54.48%を誇る。試合数も勝率も歴代No.1だ。100試合達成者の中で5割以上の勝率を誇るのはヴェンゲルただ1人であり、17年チームを任せられた遠因としてとらえても良いだろう。

1試合目を指揮したチームが100試合目の相手

QPRのレドナップはこれまでロンドンで3つのクラブを指揮してきた。1994年から2001年まではウェストハム。2008年から2012年まではトッテナム。そして今季途中からマーク・ヒューズの後任としてQPRの監督に就任した。つまり、100試合目の対戦相手は1試合目に指揮したチームなのだ。

チームはプレミアリーグ最下位と絶不調だが、ニューカッスル移籍目前のフランス代表FWロイク・レミを口説き落とすなど移籍市場では派手に動いており、指揮官の100試合目のロンドン・ダービーを飾る為にも是が非でも勝利を得たい試合である事は間違いない。

直近のロンドン・ダービーはアウェーで勝利

なお、直近のロンドン・ダービーは、今年の1月2日に行われたアウェーのチェルシー戦。最下位QPRがラファエル・ベニテス監督率いるチェルシーをショーン・ライト=フィリップスのゴールで下している。元チェルシーのライト=フィリップスのゴールでというのも何かの縁を感じるが、QPRにとってはプレミアリーグとなった1995年以降で初めてアウェーのロンドン・ダービーで勝利した試合であり、トップリーグとして遡った場合、スタンフォード・ブリッジで勝利したのは1979年以来の事だった。

【後編へ続く】

(筆:Qoly編集部 N)

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