Nigeria
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1
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1-0
0-0 |
0
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Burkina Faso
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ムバ |
40' |
得点者
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ナイジェリアがブルキナファソを破り、史上3度目の大陸王者に輝いた。この結果、ナイジェリアは夏に開催される2013年コンフェデレーションズカップにアフリカ代表として参加することが決まった。
この試合の勝敗を決めたのは、ブルキナファソの状態が非常に悪かったこと。準々決勝、準決勝と延長戦を戦い、相手よりも60分もの時間を余計にプレーしていた疲労。さらに初優勝が目前というプレッシャーも重なってか、簡単なミスも非常に多かった。
序盤にナイジェリアにボールを繋がれすぎて大きなピンチが連続したことを受けて、中盤の位置を上げてビルドアップを抑制するように変更したまではよかった。優勢には出来なかったものの、試合を膠着状態に持ち込むことには成功したからだ。
しかし、そのプランを崩したのがミスであった。当初からポール・クリバリは落ち着かない様子で、最終ラインでヒールパスを敢行して、しかも相手に渡すなどの不安定振りを見せていた。彼が40分にクリアを遠くに蹴ることが出来なかったところから、ブルキナファソは失点してしまう。
ルーズボールを拾ったブラウンはダイレクトで前に送り、しかもポール・クリバリは彼に突進したが防げず。モーゼスにシュートに持ち込まれたが、守備は間一髪ブロックに成功。しかし、弾いたボールを受けたムバの突破を止められずコースをこじ開けられ、ゴールを許した。
点を取りに行かざるを得ない状態に追い込まれたブルキナファソであったが、運動量は目に見えて乏しかった。前線で献身的にロングボールを競るバンセにはサポートがなく、ナクルマがドリブルで仕掛けても後方からの押し上げが全く見られず、ペナルティエリアに人が入ってこない。
65分に投入されたサヌがフレッシュな動きを見せ、その後ピッチに送り込まれたダガノと共に攻撃を活性化させるも、守備に人数をかけてカウンターを狙ってくるナイジェリアに苦戦。極めて不安定な守備陣はモーゼス、ブラウンのスピードに振り回され、2倍以上の人数がいてもシュートに持ち込まれてしまう。
そんな状態では押し込み続けることすらもなかなか出来ず、結局最後まで得点を奪い返すことは出来なかった。
優勝したナイジェリアは今大会地元メディアでの評価が低く、ケシ監督が会見で反論するほどであった。確かに試合内容は組織的ではなかったし、見ていて楽しいサッカーでもなかった。
しかし、待ち構えるだけの守備を選択することによって相手を引き出すことが出来、前線に並べたスピードある選手たちは期待に応えて個人能力でチャンスを作った。そして、相手が逆に引いてくればそれなりに回せるだけのポテンシャルもあった。
また大会途中に出てきたサンデー・ムバの活躍も見逃せない。国内からの選出であり当初はバックアップ要員のような扱いであったが、FW陣の得点力不足を補う大活躍を見せた。国内のサッカーに精通しているスティーヴン・ケシ監督ならではの登用が当たったと言えよう。
(筆:Qoly編集部 K)