「ディディエ・シクスが我々を助けなかった」
先日ナイジェリアの優勝で幕を閉じたアフリカネイションズカップ2013。大会終了後、アフリカらしく各チームで監督交代の噂が流れている。
GLで敗退し結果を残せなかったチュニジアのサミ・トラベルシ監督は既に解任。優勝したナイジェリアのスティーヴン・ケシ氏も、辞表を提出したと報じられた。
そして史上初の決勝トーナメント進出を成し遂げたトーゴでもトラブルが発生。エースストライカーでキャプテンを務めているエマニュエル・アデバヨルがRFIのインタビューに答え、ディディエ・シクス監督の采配を批判したと、ガルフニュース紙が伝えた。
「コーチからの助けがなかった。だから僕はピッチの上で指揮をすることも、うまくプレーすることも出来なかったんだ。僕は最善を尽くしたよ。しかし、ディディエ・シクスが我々を助けなかったことは事実なんだ」
客観的に見ればディディエ・シクス監督の業績は大きい。かつてワールドカップに出場した時にも見せなかった組織力を感じさせるチームに仕上げた彼の指導力には評価が集まって然るべきである。
しかし、代表に大きな影響力を持つアデバヨルが不満を表明したとすれば、協会も何らかの動きを見せなければいけない状況になるだろう。
また、ナイジェリアに敗れてベスト8で姿を消したコートジボワールのサブリ・ラムーシ監督も解任が濃厚であるという。
かつてパルマやインテル、マルセイユなどでプレーしたことで知られる元フランス代表選手のサブリ・ラムーシ氏は、昨年5月に指導経験が無いままコートジボワール代表監督に就任した。
ワールドカップ予選ではそれなりの結果は出ているものの、これまでの試合内容の悪さを考えれば、彼に関しては進退問題が浮上するのは当然であろう。
(筆:Qoly編集部 K)