【企画】あんな人やこんな人の2013 J1予想!
サンフレッチェ広島の初優勝で幕を閉じた2012年のJ1。 あれから約3ヶ月。いよいよ2013年シーズンのJリーグが開幕を迎えます。 4年連続異なるチームが優勝しているJ1は、もはや群雄割拠と呼ぶに相応しく、その行方を予想することは容易ではありません。
そこで今回は、様々な立場の方に今シーズンのJ1予想をしていただき、まとめてみました。メディア、インフルエンサー、フリーランス、Qoly.jpの中の人等、J1を幅広くご覧になり、応援するチームを全面的に押し出してはいない方を中心にご協力いただきました。 J1開幕までに、是非ご一読ください。
<@mori_tetsuya さんの予想>
(『サッカー批評』編集長、『フットボールサミット』議長、森哲也さん)
【Q1. 優勝の本命チームは?】⇒【A. 広島】
【Q2. 優勝の対抗チームは?】⇒【A. C大阪、川崎F、鹿島、F東京】
【Q3. JクラブはACLで優勝できる?】⇒【A. いいえ】
【Q4. ダークホースのチームは?】⇒【A. C大阪】
【Q5. 得点王の本命選手は?】⇒【A. 佐藤寿人、ダヴィ】
【Q.6 個人的に期待する選手は?】⇒【A. ヴチチェヴィッチ(F東京)、南野拓実、楠神順平(以上C大阪)、大島僚太、森谷賢太郎(以上川崎F)、瀬沼優司(清水)、柴崎岳(鹿島)、羽生直剛(甲府)】
◆コメント
毎年、予想は当たったためしがないので面白いサッカーをしそうなチームを上位にもってきました。現状、サッカーの質や成熟度では広島が少し抜けていると見ていますが、どのチームも主力の怪我やコンディションの低下をどこまで防げるか、が非常に重要かなと思います。あとはこれだけ混戦模様だと運に左右される部分も大きいはず。
<@suzuki210 さんの予想>
(約5000人のフォロワーを抱えるTwitter界のインフルエンサー、ニート鈴木さん)
【Q1. 優勝の本命チームは?】⇒【A. 鹿島】
【Q2. 優勝の対抗チームは?】⇒【A. 浦和、名古屋】
【Q3. JクラブはACLで優勝できる?】⇒【A. はい(浦和レッズ)】
【Q4. ダークホースのチームは?】⇒【A. 横浜FM】
【Q5. 得点王の本命選手は?】⇒【A. 前田遼一(磐田)】
【Q6. 個人的に期待する選手は?】⇒【A. 川又堅碁(新潟)、辻尾真二(大分)】
◆コメント
今年も混戦が予想されますが、本命チームを1つ挙げるとしたら鹿島ではないでしょうか。ダヴィの獲得、野沢拓也や名将トニーニョ・セレーゾ監督の復帰と、戦力、指揮官の充実に加え、ACLへの参戦がない点が他の強豪に比べ有利です。ダヴィのコンディションが不安要素かもしれません。
ACLは、期待を込めて浦和に優勝して欲しいですね。
横浜FMは主力にベテランが多いことも不安要素ですが、昨季J2で結果を出した藤田祥史か端戸仁のどちらかがフィットすれば上位進出も期待できるのでは。
前田遼一はここ8年で7度の二桁得点と安定感抜群。前田には「デスゴール伝説」の行方も注目しています。第2節で『絶対に落ちる前田のデスゴール』と『絶対に落ちない大宮』の「ほこたて対決」が実現するためにも、第1節の名古屋vs磐田では名古屋DF陣にシャットアウトを期待します。
注目選手は川又堅碁(新潟)と辻尾真二(大分)です。川又は昨季レンタル先の岡山でJ2得点ランク2位となる18ゴールを決め、今季満を持して新潟へ復帰。J2で活躍できてもJ1で活躍できる選手は少なく、チームを変えての成功はさらに例が少なくなります。そういう意味で、難しい挑戦をする川又には注目しています。また、一部の熱烈な応援と裏腹に出場機会を掴み切れないでいる辻尾の新天地での活躍にも期待です。
<@Komabano さんの予想>
(RSSSFのメンバー。FIFA.comにも携わり、Qolyではコラムも書かれる中西正紀さん)
【Q1. 優勝の本命チームは?】⇒【A. C大阪】
【Q2. 優勝の対抗チームは?】⇒【A. 浦和、名古屋】
【Q3. JクラブはACLで優勝できる?】⇒【A. いいえ】
【Q4. ダークホースのチームは?】⇒【A. F東京、鳥栖】
【Q5. 得点王の本命選手は?】⇒【A. 柿谷曜一朗(C大阪)】
【Q6. 個人的に期待する選手は?】⇒【A. 米本拓司(F東京)、山田暢久(浦和)、田中達也(新潟)】
◆コメント
優勝予想は、浦和や柏、鹿島あたりに集中するの見てきたので、敢えてC大阪にしました。去年の最終節残留で評価が下がっているのでしょうが、2011年は昇格後即3位、去年はACLに移籍に五輪に監督交代でドタバタした事を考えれば、混戦を一気に突き抜ける可能性は高いと見ました。従って、得点王は柿谷。
本当は浦和を本命にしたかったのですが、広州戦を見ると・・・。ACL回避組で実力上位の名古屋をもう一つの対抗にし、チームのスタンスがしっかりしているF東京と鳥栖にも注目しています。
期待する選手は、大ケガから復帰してきたF東京の米本。彼はブラジルやロシアでのW杯で代表入りを十分狙える選手のはずです。また、ブログ更新で妙にやる気の山田も何かやってくれるのではないかと(笑)。そして、「去年は大きなケガをしなかった」と言っている田中が、間違いなくエースと期待される新潟で本当に復活できるのかにも期待です。
<@Qoly_jpの予想> (言わずと知れた、業界最人気(?)サッカーwebサイト。今回はQoly編集部Tさんに質問をしてみました)
【Q1. 優勝の本命チームは?】⇒【A. 名古屋】
【Q2. 優勝の対抗チームは?】⇒【A. 柏】
【Q3. JクラブはACLで優勝できる?】⇒【A. いいえ】
【Q4. ダークホースのチームは?】⇒【A. C大阪】
【Q5. 得点王の本命選手は?】⇒【A. ダヴィ(鹿島)、クレオ(柏)】
【Q6. 個人的に期待する選手は?】⇒【A. 柴崎岳(鹿島)、磯村亮太(名古屋)】
◆コメント
混戦のJリーグの予想することは毎年難しいですが、優勝戦線に絡んでくるのは、「ACL参戦チーム以外になる」と無難に分析してみました。昨季は怪我人続出により本領を発揮できなかった名古屋を本命に、やや力不足であった最前線にクレオを招き入れて戦力アップに成功している柏を対抗としました。
ダークホースには、昨季は大きく期待を裏切ったC大阪。汚名返上するには「柿谷依存」からの脱却がカギとなりそうですが、エジノの加入、南野の成長でこの点は改善されると見ています。また、得点王には、J2で規格外のゴールラッシュを見せたダヴィがJ1でも爆発すると予想。欧州での実績も十分なクレオと同様に、個の力でもゴールまでもっていけるその能力は、得点を重ねる上で大きな武器になるのではないでしょうか
また、最後に期待する選手ですが、柴崎と磯村の若手二人をピックアップ。柴崎については、今季は「チームの主軸を担う」という重責も課せられそうですが、そのプレッシャーに打ち勝てばA代表入りの可能性もあり。また、磯村は、昨年A代表初招集を受けたものの、骨折による長期離脱によりトーンダウンしてしまった悲運の注目株ですが、持っている能力は非常に高く、今季は、その類稀な戦術眼とユーティリティー性が再評価を受けるシーズンになってもおかしくはないと思います。
<@kuwaken0607 の予想>
(Qolyでコラム執筆中のぺーぺー。芋けんぴが大好き)
【Q1. 優勝の本命チームは?】⇒【A. 鹿島】
【Q2. 優勝の対抗チームは?】⇒【A. 仙台、浦和、名古屋、広島】
【Q3. JクラブはACLで優勝できる?】⇒【A. いいえ】
【Q4. ダークホースのチームは?】⇒【A. 清水、C大阪】
【Q5. 得点王の本命選手は?】⇒【A. ダヴィ(鹿島)、矢島卓郎(川崎F)、佐藤寿人(広島)、豊田陽平(鳥栖)】
【Q6. 個人的に期待する選手は?】⇒【A. 中村充孝(鹿島)、杉山力裕(川崎F)、梶川諒太(湘南)、塩谷司(広島)、森島康仁(大分)】
◆コメント
まず、広島の連覇は厳しいと予想。多くのチームが広島を研究し、「対広島用」のサッカーを敷いてくるだろう。また選手層も薄く、青山と佐藤の2枚にもしものことがあれば、今のサッカーを継続することはできないと見る。
正直これほど予想の難しいリーグもないが、あえて優勝を予想するなら鹿島。チーム内のあらゆるバランスが良く、死角が見当たらない。そこに昨シーズン優勝争いをしたチームが割って入るような構図を予想する。
鹿島の中村はJ1のレベルでどれだけ通用するのかに注目。杉山は昨シーズン見たパフォーマンスが素晴らしく、今季はじっくり見てみたい。塩谷は足元も使える現代型のCBなだけに、広島を救えるかに期待。
※最後になりましたが、今企画にご協力いただきました皆さま、この度は本当にありがとうございました。
筆者名:くわけん
プロフィール:『兵庫県西宮市在住の大学生。競技としての魅力はもちろん、文化や側面としてのサッカーの魅力を一人でも多くの人に伝えたいです。サッカー実況界の神=倉敷保雄さんと写真撮ったことだけが自慢。』
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