3月2日、ヴァンガードは「ナイジェリア代表MFノサ・イギエボーは、三週間もの間足止めされスペインに戻れていない」と報じた。
エマヌエル・ノサハレ・イギエボー、通称“ノサ・イギエボー”は1990年生まれの22歳。現在はスペイン1部のレアル・ベティスに所属しているMFである。
彼は先日行われたアフリカネイションズカップに出場し優勝を経験。そして一度母国のナイジェリアに戻り、その後スペインへと飛ぶ予定であった。しかし首都ラゴスのスペイン大使館で入国ビザを取ろうとしたところ、その手続きを進めて貰えず、結局三週間にわたって足止めを食らっているという。
当初は労働許可に問題があるとして追い返され、次に訪れたときには出生証明書に問題があると伝えられた。さらに最後には規定の用紙が大使館にないと言われ、手続きを進められなかったという。業を煮やしたベティスはクラブの職員をナイジェリアに派遣し、この問題を整理するための作業を行っているとのこと。
他国ではなく自国で足止めされるという経験をしたイギエボーは、インタビューに対してこう答えている。
「信じられない。自分の国の民である僕にこんなことをするなんて。絶望的な状態だよ、もう何も考えられない。スペインに帰りたいが、彼らは私をそうさせないだろう」