3月8日、ロイター通信は「ベンフィカに所属していた元ポルトガルU-21代表DFファビオ・ファリアは、心臓の問題により現役引退を発表した」と報じた。

ファビオ・ド・パッソ・ファリア、通称“ファビオ・ファリア”は1989年生まれの23歳。FCポルト、リオ・アヴェの下部組織で育成された左利きのセンターバックで、若くしてデビューを飾り活躍を見せ、2010年にベンフィカにステップアップ。その後バジャドリー、パッソス・フェレイラ、そして古巣のリオ・アヴェへとレンタル移籍していた。

昨年2月に行われたリーグカップ、モレイレンセとの試合後に体調不良を訴え診察を受け、その時に心臓の問題が発覚。様子を見ながら今後のキャリアの選択を保留していたものの、最終的には現役復帰を賭けたいくつかの検査に合格することが出来ず、現役引退を決断した。

記者会見に出席したファビオ・ファリアは、涙ながらにこう語った。

「この決断は本当に苦しいものだった。しかし両親も、彼女も、ベンフィカも、リオ・アヴェも、そして代理人もこの選択を勧めてくれた。それが人生というものなんだろう。もしかしたら、という希望は持っていたけれど、テストには合格できなかった。

いくつかのフィジカルテストの後、心臓が止まっているのを僕は気付いている。間違いなく心臓の問題なんだけど、それが一体何なのか、僕には説明できないんだ」

記者会見に同席したベンフィカのルイス・フィリペ・ヴィエイラ会長は、ピッチを去る決断をしたファビオ・ファリアをサポートすることを約束した。

「彼はベンフィカの一員である。失業者にはしない。我々は2015年まで彼との契約を結んでいるし、それを解除することはない。ドアは開いたままだ」