MLS、ポートランド・ティンバース対サンノゼ・アースクエイクス戦でこんなシーンがあった。後半22分、ティンバースのDFミカエル・シルヴェストルと相手FWアラン・ゴードンがロングボールを競り合うと・・・
シルヴェストルはゴードンの肘を顔面に受けて口から出血。ゴードンはこのプレーで2枚目のイエローカードを受け退場を宣告された。
試合はカナダ代表MFウィル・ジョンソンのフリーキックが決勝点となり、ティンバースが1-0で勝利を収めたが、ゴードンにはこれとは別の問題が浮上している。
ゴードンはシルヴェストルへの肘打ちで退場となる前にウィル・ジョンソンに対し、同性愛者を差別するような発言をしたことが判明。これによって、3試合の出場停止処分が科される見込み。(レッドカードと合わせて4試合)
これについて、ゴードンはクラブのHPで「今夜の試合での私の発言について心から謝罪する。これは私のキャラクターではないが、発言の言い訳にはならない。過ちを認めるし、自分の行動の全ての責任を負う」と謝罪のコメントを出した。
【問題となっているシーン。ジョンソンからは3試合出場停止だぞとのジェスチャー】
昨年11月にもジョンソン(当時はレアル・ソルト・レイク所属)はシアトル・サウンダースDFマーク・バーチから同様の差別発言を受けており、その際バーチに3試合の出場停止が科されたため、このジェスチャーになった模様。(MLSは同種の発言に厳しく対処していて、3試合の出場停止がスタンダードな処分だそう)