スウォンジーで実績を残したブレンダン・ロジャース監督を招聘し、2012-13シーズンを迎えた名門リヴァプール。ショートパス主体のサッカーは徐々に形となってきたが、連勝で調子が上がってきたかと思えば不甲斐ない試合で下位を相手に勝ち点を落とすなど波のある戦いぶりがシーズンを通して続き、3試合を残した時点で7位。欧州カップの出場権確保が難しくなったほか、4月21日のチェルシー戦で相手選手の腕に噛み付き、10試合の出場停止処分を受けたルイス・スアレスの去就も不透明となっている。
リヴァプールは2012年、アメリカの新興メーカー Warrior Sportsと国内最高額の契約金でサプライヤー契約を締結。その2代目モデルとなる、2013-14シーズンに向けた新ユニフォームが2日に発表された。
リーク情報でもお届けしたリヴァプールの2013-14ホームモデルは、ちょうど30年前、ビル・シャンクリー、ボブ・ペイズリーという二人の歴史的名将の後を引き継いだジョー・フェイガン監督のもとで4度目の欧州制覇を成し遂げた、1983-84シーズンのユニフォームをベースにしたデザイン(下写真参照、ビッグイヤーを持っているのがフェイガン監督)
身頃のピンストライプはシャドウへと変更されたが、Vネックと袖口には当時と同じ白と赤のストライプ。左胸のエンブレムも2012-13モデルから復活した黄金の“ライヴァー・バード”が継続している。
ストライプの間には「LIVERPOOL FC」の文字とエンブレムが薄く入れられている。
“Rise Up”、「立ち上がれ!」と銘打たれた2013-14モデルのキャンペーン。新ユニフォームに関する感想もTwitterのハッシュタグ、#RISEUPLFC で募っているようだ。
GK用のホームは2012-13モデルの緑とは打って変わり、白を採用。こちらの方がよりはっきりとしたピンストライプで、エンブレムやスポンサーロゴを含めモノトーン調の仕上がりとなっている。
リヴァプールを象徴的する建造物、ロイヤル・リヴァー・ビルディング。その頂点に立つ“ライヴァー・バード”のように、クラブもトップへの返り咲きを目指す。