5月7日、AP通信は「南アフリカ1部のオーランド・パイレーツは、マゼンベとのアウェイゲームの環境について不満を表明している」と報じた。

5月5日に行われたCAFチャンピオンズリーグ・セカンドラウンドで、オーランド・パイレーツはコンゴ民主共和国に遠征し、マゼンベとの対戦に臨んだ。

前半のうちにラッキー・レックワシがレッドカードを受け、さらに2度のペナルティキックがマゼンベに与えられ、加えてロスタイムが10分追加されるという状況の中、1-0という結果で耐えきった。3-1とファーストレグで勝利していたオーランド・パイレーツは、これによってサードラウンド進出を決定させた。

この試合に当たっては、南アフリカのラジオ局のレポーター2名が逮捕されビデオなどの機材が押収されており、オーランド・パイレーツに対しても脅迫が行われていたとのこと。

南アフリカサッカー協会(SAFA)は、この遠征に対してのサポートが不足していたと不満を表明。選手団の代表を務めたSAFAのシシャナ氏も、命の危機を感じたと話した。

AP通信

南アフリカサッカー協会

「南アフリカサッカー協会は、オーランド・パイレーツの遠征においての環境について、アフリカサッカー連盟(CAF)に強く抗議をを行う予定だ」

エルビス・シシャナ団長

「とても恐ろしい体験だった。スタジアムのファンに携帯電話を奪われた。治安当局も我々をサポートすることに失敗していた。私たちの命が危険にさらされていた。

絞首台の上にいるような困難な環境の中、選手たちはよく戦ってくれた。それを誇りに思うし、無事に家に帰って来ることができてとても嬉しい。しかし、生命の危機を感じる恐ろしい状況であったということは、繰り返し伝えておきたい。

(レポーター二人が逮捕されたことについて)この試合に問題があることは明らかなことだ。だから、内容を記録してほしくなかったんだろうよ」

また、この試合を裁いたベルナール・カミル主審(セーシェル)のジャッジに対しては、オーランド・パイレーツのホジェル・デ・サー監督が疑いの目を向けているという。

AP通信

ホジェル・デ・サー監督(オーランド・パイレーツ)

「自分のキャリアの中で、こんな試合は見たことがないね。我々は100分もプレーしたんだ。とても恐ろしかった。映画にもできない程に酷いものだ。

もしかしたら、マゼンベがこれまで4度大陸王者になったのは、このためだったのか? と思えるほどだね。CAFがこれに目を瞑っているのは、とても悔しく、ショックだよ」

AP通信

レフロホノロ・マサレラ(オーランド・パイレーツ)

「地獄だった。しかし、コンゴでのひどい経験やネガティブなものは忘れることに決めたんだ。そして前に進まなければならないからね。試合後は命の危険を感じるほど怖かった。マゼンベのファンはスタジアムの外で車を燃やし始めたんだ」