5月11日に予定されているFAカップ決勝戦に向けて、オマーン代表GKアリ・アル・ハブシがガルフニュースの取材に答えている。
アラビア人としては初のFAカップ決勝へと臨むことになるが、ここ数週はスペイン人GKジョエル・ロブレスにポジションを奪われ出番を失っているアル・ハブシ。しかし今季のプレーには満足ができているという。
ガルフニュース
アリ・アル・ハブシ
「今季は自分のプレーに満足している。ただ最近肩の負傷があり、それが残念だった。しかし、ウィガンのメディカルスタッフの素晴らしい仕事のおかげで、回復することができた。
まず重要なことはプレミアリーグに残ることだ。とても難しいことであるが、これに成功すれば、来季は自分にとっても、クラブにとっても新しいスタートを切ることができる」
「(FAカップ決勝について)ファイナルは一回限りのもので、名前では結果は推測できないよ。もちろん力の違いはあるが、特別な場ではお互いにチャンスがある。より集中していたほうがカップを勝ち取るだろう」
数少ない欧州でプレーする中東諸国出身の選手であるアル・ハブシ。UAEでは昨年リヨンへとレンタル移籍したハムダン・アル・カマリに続き、今もオマール・アブドゥラフマンやアハマド・ハリルなどをはじめとした選手数人が欧州へ進出するという噂が流れている。
彼らに対して、先輩であるアル・ハブシは忍耐と周りのサポートが不可欠だと話した。
ガルフニュース
アリ・アル・ハブシ
「彼らがヨーロッパでプレーしたいなら、忍耐が必要だ。チャンスは必ず来るだろう。彼らはサポートを必要としている。クラブやファン、政府から。それはお金とかモラルとかそういう意味ではないけどね。
海外で成功したいのであれば、すべてを犠牲にしなくてはならない。国全体が彼らを後押しするならば、きっとうまくいくさ」