6月5日にワールドカップ予選のカタール戦を控えているイラン代表。すでにチームは敵地に近いUAEに移動しキャンプを開始している。
スタンダール・リエージュに所属しているレザ・グーシャネジャドは水曜日に合流できたものの、マスード・ショジャイー(オサスナ/スペイン)、ウミド・ナザリ(アンゲルホルム/スウェーデン)、ダニエル・ダヴァリ(ブラウンシュヴァイク/ドイツ)の3名はいまだにクラブから離れられず、合流は試合まで2日しかない日曜日の予定となっている。
イラン代表監督を務めているカルロス・ケイロス氏はガルフニュース紙の取材に対し、この状況は不公平で理解できないと話した。
ガルフニュース
カルロス・ケイロス イラン代表監督
「イランのような責任と夢のある国で、試合は水曜日に行われるのに、選手は日曜日の夜からしか招集できない。正直理解に苦しむ状況だな。
このようなことはドイツやイングランドでは起きるはずもない。誰もそんな状況を受け入れないだろうからね。
しかし、これが現実に起こっているんだ。明らかに不公平である。国内で全員がプレーしているカタールにはそれが起こらない。これは我々にとって、ワールドカップ予選の戦いを制限されることを意味する。
FIFA、そしてワールドサッカーの収入の60%を生み出しているのがアジアだ。だから、アジアにはもっと注意を払われるべきだと思うのだがね」
「ワールドカップ出場権を得ることはすべての国にとっての夢だ。当然のことながら、サッカーに情熱を注いでいるイランでは、より期待は大きいものとなる。
両チームにとって難しい試合になるだろうが、私は楽観的だ。カタールでいい結果を残せると確信している。
現時点ではグループのすべてのチームに突破の可能性があり、そして敗退の可能性がある。ドアは誰にでも開いているのだ」