6月6日、AP通信は「スイス1部のバーゼルに所属しているコートジボワール代表MFセレイ・ディエは、契約違反のため4か月の出場停止処分を受けた」と報じた。
セレソ・ジョフレイ・ゴンザルア・ディエ、通称〝セレイ・ディエ”は、1984年生まれの28歳。今年1月にシオンからバーゼルへ移籍してブレイクし、今年コートジボワール代表に初めて招集を受けたボランチである。昨年5月にはボールボーイを殴打したことで話題となった。
彼は2008年夏、アルジェリア1部のESセティフからスイス1部のシオンへと移籍した。しかし、これは自分たちとの契約を結んだ後に行われた移籍であるとして、エジプト1部のザマレクがFIFAに訴えていた。
これが認められ、契約違反によってセレイ・ディエには来シーズン開始から4か月、クラブ、代表問わず全公式戦への出場停止処分が宣告された。なお、今月行われるワールドカップ予選には出場できる。
ただし、セレイ・ディエには控訴する権利があり、処分はまだ確定していない。バーゼルの弁護士はスポーツ仲裁裁判所に上訴する方針であることを明かしているという。