昨シーズン、惜しくも16シーズンぶりとなる欧州制覇を逃したドルトムント。ゲッツェの移籍やレヴァンドフスキの去就問題で頭を悩ませる中、サンテティエンヌから見事オーバメヤンを獲得するなど、着々と新シーズンの準備を整えている。
そんなドルトムントがこのほど、2013-14シーズンに向けた新ユニフォームを発表した。そして、そのリリースに際して繰り広げたプロモーションが実に壮大であったため、ここで紹介することとしよう。
ヴェストファーレン公園に突如として出現したのは、何やら見覚えのある黄色い超巨大ジャージ・・・。これは一体何なのだろうか?
これは・・・ドルトムントのユニフォーム!どうやらこれが新シーズンのデザインらしい。さらに接近することにしてみよう。
巨大ジャージの正体は、無数の黄色い花。これはドルトムントが仕掛けたプロモーションの一環であり、新シーズンのユニフォームを黄色いお花で表現しよう、というものだそうだ。
今回用いられた花は、実に80,645本。これは、ドルトムントのホームスタジアムであるシグナル・イドゥナ・パルクの昨シーズンの平均入場者数と同じ数であるという。つまり、花の1房1房を、ドルトムントのサポーターに見立て、巨大なユニフォームを創作したのだ。実にユーモアあふれる、魅力的なプロモーション活動である。
ちなみに、ドルトムントが発表した2013-14シーズンの新ユニフォームはこちら。
左から順番に1st、2nd、3rdとなっており、丸みを帯びたVネックが特徴的。プレゼンテーションに出席したマルコ・ロイスは、「新ユニフォームのデザインと快適さは、期待通りのものだった」と語っている。