先月イスラエルで行われたU-21欧州選手権において、まさかの3戦全敗であっけなく敗退が決定したイングランド代表。2年前に行われた2011年大会でもグループステージで敗退している。

また、先月からトルコで始まったU-20ワールドカップでも2分1敗でグループステージ敗退。さらに、2年ごとに行われるこの大会においては、過去5大会(99年、03年、09年、11年、13年)で1勝もあげられていない(0勝7分8敗)という衝撃的なデータもある。

主要国際大会からの相次ぐリタイアを受け、英国メディアではその要因を分析する特集が数多く組まれており、国内若手選手のプレー経験の少なさを説くものが目立つ。

『Guardian』は今回の敗退を受け、12-13シーズンのプレミアリーグから見えてきた”重大な事実”として、以下のデータを紹介している。

  • 12-13プレミアリーグに登録された選手のうち、イングランド人はわずか189人。そして、そのうちの88人が1試合につき45分間も出場できていない。

  • その189人のイングランド人プレーヤーのうち、40人は1シーズンに5試合も出場の機会を与えられていない。

  • リーガ・エスパニョーラとリーグ・アンでは、プレミアリーグの2倍、国内選手が出場時間を得ている。

  • プレミアリーグのトップ4のうち、わずか29名しかイングランド人プレーヤーが所属していない。

※上のグラフの大きな円は各国リーグにおけるネイティブプレーヤーの数。小さな円はその出場時間数。また下の図の大きな円は各国リーグの上位4チームにおけるネイティブプレーヤーの数。小さな円はその出場時間数。

※下のグラフは各クラブにおける下部組織出身者の数(濃い赤)とイングランド人選手のプレー時間(薄い赤)。

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