先週よりQolyでもスタートした企画、英国紙『Guardian』の「You Are The Ref」。

サッカーの試合中に発生した頭を悩ませるような難しい判定に、プレミアリーグの元レフェリー、キース・ハケットが模範判定を示してくれるユニークなコーナーも今回で2回目を迎える。

今回も、過去の「You Are The Ref」から抜粋した興味深い判例を紹介してみることにしよう。

Q.試合中、アシスタントレフェリーの1人が、背後のサポーター集団から人種差別的なチャントを繰り返し受けたと宣告があった。どうする?

A. 段階を踏んで対処しよう。まず、スタジアムのセキュリティ担当者にテクニカルエリアまで出てきてもらうようフォースオフィシャル(第4審)に伝える。次に、そのセキュリティ担当者に、追加の警備部隊を問題があったエリアに配置させるよう指示し、その周辺に監視カメラを集中させるよう頼もう。もし、それでも人種差別が続くようであれば、2人のアシスタントレフェリーの配置を変更させるか、試合を中止するかのどちらかを選ぼう。いずれにしても、試合後にその試合で起きたことをリーグ本部へと伝えるべきだね。

 

Q.降格のかかったチームのリーグ戦最終節の試合終盤、そのチームのGKがゴールラインの背後に携帯電話を置き、敵陣内にボールがある際に他会場の試合経過をチェックしているのを目撃した。あなたならどうする?

A. 次にプレーが切れた際、その行為を反スポーツ的行為とみなし、GKに注意ないしは警告を行おう。監督と選手においては試合中の機械を用いたコミュニケーションが禁止されており、今回のケースはその規則違反だと捉えられる。携帯電話を回収し、ゲームを再開しよう。

※これらの判定はあくまで模範解答であり、状況および主審の解釈次第で判定が異なる場合がある。

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