26日に13/14シーズンが開幕した南米・チリ1部リーグ。同リーグは80周年を迎えるこの新シーズンより今、日本でも話題となっている秋春制に移行(南半球は季節が逆ではあるが)し新たなスタートを切ったが、そんな節目を迎える南米の強豪チリから嬉しいニュースが飛び込んできた。27日に行われたウアチパト対サンティアゴ・ワンデレルスの試合で、0-1とワンデレルスリードで迎えた77分、ウアチパトに所属するMF内田大貴(ひろき)が出場し、日本人として初めてチリリーグでデビューを果たした。

千葉県出身の内田は現在22歳。本職はボランチで、帝京高校、日本工学院スポーツカレッジを経て、昨年は横浜F・マリノスに練習生として1年間在籍。今年に入りパラグアイ1部リーグのセロ・ポルテーニョPF(名門セロ・ポルテーニョとは別チーム)に所属した後、21日にウアチパトと1年契約をしていた。1947年創設のウアチパトは、昨シーズン1974年以来となる優勝を成し遂げ、今年のコパ・リベルタドーレスにも出場したチリ国内では中堅として位置付けられるクラブである。

チリリーグにはかつてベガルタ仙台などでプレーし「ノリヲ」の愛称で親しまれた高橋範夫が2004年にサン・フェリペに在籍し、チリ初の日本人選手となったが、出場機会はなかったため内田の出場が初めてのこととなる。背番号17を付けた内田は13分間プレー。残念ながらチームはそのまま0-1と敗れてしまったが、正式加入から僅か一週間足らずにもかかわらず、ビハインドで起用されたことからその期待が窺えるところである。今後に期待しよう。

クラブHPではオフィシャリリリースと同時に特集も組まれており、内田は「テクニック、スピードに溢れるここでプレーすることは本当に嬉しい」と述べ、また、2歳で初めてサッカーボールを与えられてから、南米でプレーするのが夢だった旨も伝えられている。