8月5日、イングランド・プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドは「QPRからフランス代表FWロイク・レミを獲得した」と公式ウェブサイト上で発表した。契約はシーズン終了までの期限付きとなる。
ロイク・レミは1987年生まれの26歳。リヨンの下部組織出身で、2006年にプロデビュー。ランスへのレンタルを経て移籍したニースで点取り屋としてブレイクし、2010年にマルセイユへとステップアップ。フランス代表にもレギュラーではないもののコンスタントに名を連ねている。
昨年は1月にイングランド・プレミアリーグで最下位に沈んでいたQPRへと移籍し、大きな怪我にも見舞われながら半年で6得点を奪取する活躍を見せ、評価を高めたが、チームの降格を止めることは出来なかった。
2部を戦うQPRは高給取りのレミを放出したい方針を示しており、また一説には「降格した場合は移籍を許可する」という文面が契約にあったと言われていたものの、8月になってようやく話がまとまった。
ニューカッスル・ユナイテッドは、ご存じの通りフランス人選手を集めていることで知られ、「植民地」とも呼ばれている。レミの獲得決定でついにそれが11人となり、実行しようと思えばピッチ上の全員をフランス人で占めることが可能となる(ゴールキーパーが不在だが)。