スペイン紙『Marca』は8日、元スペイン代表ダビド・アルベルダが現役引退を決断したと伝えている。
『Marca』によると、アルベルダとバレンシアとの契約は今年6月末で満了となっており、アルベルダは海外クラブへの移籍を希望。しかし、条件面で折り合わず、自身が36歳を迎える9月1日をもって現役引退をするようだ。
アルベルダは、およそ15年ものプロキャリアをバレンシアで過ごし、2年連続UCLの決勝戦に進出した同クラブの黄金期を知る数少ない一人だ。バレンシアでは500試合以上に出場し、長らくキャプテンも務めた。スペイン代表でも2度のワールドカップに出場し、ルーベン・バラハとはクラブ、代表を通して息の合ったコンビネーションを見せた。
なお、今回の件に際し『Marca』 英語版は、「Albelda hangs up his boots」と表現している。引退という単語はしばしば「retire」が用いられるが、「hang up boots(スパイクを吊るす)」という表現も、サッカーファンなら覚えておいて損はないイディオムだろう。