レアル・マドリーで数えきれないほどの偉大な記録を打ち立て、同クラブの象徴とまで言われる活躍をはたしたのが、ラウール・ゴンサレス。

レアル・マドリー通算323得点は長き歴史をもつ同クラブの最多得点記録であり、“銀河系軍団”と称されたクラブの中心的存在としてサポーターからも愛され、親しまれ、敬われた。

そんなラウールが今週木曜日、サンチャゴ・ベルナベウに帰ってくる。ラウールが所属するカタールのアル・サッドがレアル・マドリーと記念試合を行うというのだ。

このメモリアルな一戦を前に、アル・サッドの公式HP上でラウールがインタビューに答えている。そこでは、マドリーへの移籍報道が囁かれるトッテナムのギャレス・ベイルにも言及されている。

ラウール・ゴンサレス(アル・サッド)

―マドリードへの凱旋を心待ちにしていますか?

「マドリードへの凱旋は最高のものになるだろうね。アル・サッドの選手たちには、レアル・マドリーと対戦できる利点を最大限に活かしてほしい」

―ベルナベウははおそらく満員でしょう

「チケットは完売したと聞いたよ。レアル・マドリーのサポーターたちに感謝したいね。

素晴らしい試合になることを願っているし、すべての人にとって幸せな時間になればいいね。僕もアル・サッドとマドリーで45分ずつプレーすることになっているんだ」

―モウリーニョ前監督とアンチェロッティ監督に、何を思いますか?

「モウリーニョはチームとともに健闘していたし、アンチェロッティは世界でも有数の監督だ。彼ならタイトルを獲得できるだろう」

―レアル・マドリーへの移籍が噂されるベイルについてはいかがですか?

「ベイルは傑出した選手だね。もし移籍が実現すれば、マドリーに多くのものをもたらすだろう。しかし、噂される移籍金はちょっと高すぎるね。トッテナムは彼の移籍金を見誤っているように思う」

―レアル・マドリーのフロントについてはどう評価されていますか?

「彼らはプロフェッショナルであり、チームのためによくやっていると思うよ」

―今シーズンのリーガ・エスパニョーラについてはいかがでしょうか

「バルセロナには、才能豊かな選手が数えきれないほど在籍している。例年通り、マドリーとバルセロナの一騎打ちになるだろうね」

―カタールのみなさんにメッセージをお願いします

「カタールのみんな、そして私をサポートしてくれたすべての人にありがとうと伝えたい。アル・サッドのみんなにも感謝だね。両チームのサポーターが、この試合を楽しんでくれることを心から願っているよ」

レアル・マドリーとアル・サッドの記念試合、『ベルナベウ・トロフィー2013』は、日本時間の8月23日(金)午前5:30にキックオフされる予定だ。

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