4年に1度のサッカーの祭典、FIFAワールドカップ。
約1ヶ月にもおよぶ長く過酷な大会は、サッカー選手だけでなくサッカーファンにとっても生涯に一度は体験したいイベントであり、先日20日、2014年大会の一般向けチケット販売ついにがFIFA公式サイトにて開始された。チケットの売れ行きも順調のようで、応募開始24時間にして実に230万を超える応募数があったとして話題になっている。
そこで今回は、英語が苦手な方のためにもワールドカップのチケットの予約方法を詳しく画像を用いてまとめてみることにしよう。
まずは、チケット予約に必ず必要なものを確認してみよう。
<必要なもの>
Visaのクレジットカード or MasterCardのクレジットカード
なんと、意外にもこれだけ!どうやら上記2社のクレジットカードさえあれば夢の祭典への道は自然と開けるらしい。
◆手順1:無料のFIFA.comアカウントをゲット
チケットの予約手続きには、FIFA.comのアカウントがまず必要だ。
こちらをクリックし、名前(First Name)と苗字(Last Name)、メールアドレスを入力し、『Begin Registration』をクリック。
FIFA.comアカウント作成画面に飛ぶので、誕生日、性別、パスワードを入力し『Step2』へ。
上の『Country of Residence』では、居住国を選択。日本の場合は「Japan」を選択し、『Screen Name』の欄に自分のアカウント名を入力。FIFAからのニュースレターを受け取るかのチェックを選択し、『Step3』へ。
不正アクセス防止用の認証画像が表示されるので、表示された数字を入力。FIFA.comのプライバシーポリシーを確認し、下のボックスにチェックを入れ『Register』をクリック。
これで登録は完了。ついで、いよいよチケットの予約画面へ!
◆手順2:希望するチケットを選択
まずはこちらをクリックし、もう一度居住地を選択。
日本に居住する人は上の『I am not a Brazilian Resident』を選択。ブラジル居住者は下を選択。注意を確認し、『I agree. Start the process』をクリック。
さて、ここからはいよいよ本格的なチケット選択のステップに移る。今回のチケット販売には大きく分けて3つの種類がある。確認してみよう。
1つめは『Individual Match Ticket(IMT)』。こちらは、ごく一般的な1試合限りのチケットだ。ワールドカップ全64試合分のチケット予約がそれぞれ可能で、1つのアカウントにつき予約できるチケットの数は最大でも7枚。例を見てみよう。
こちらは、サン・パウロで行われるブラジルの開幕戦の予約画面。座席はカテゴリー1,2,3と車椅子席の4パターンあり、それぞれ右には価格が表示されている。ちなみに、『High Demand』と表示されているのは、このチケットの当選確率が低いことを示す。それだけ予約履歴があり、人気があるということだ。
こちらは決勝戦の予約画面。まだ対戦相手すら決まっていないものの、最も安い席でも440ドル(およそ4万3000円)、カテゴリー1にいたっては990ドル(およそ9万7000円)とさすがに高い値段が付けられている。
希望する試合とその口数を選択。繰り返しになるが、1アカウントでの最大応募数は7試合だ。
2つめは『Venue Series Ticket(VST)』である。こちらは文字通り、1会場で行われるすべての試合を網羅できる複合チケットになっている。
これはマラカナンで行われる全5試合を観戦できるVST。5試合つづりということで、さすがに値段も張っている。1つ注意が必要なのは、このVSTはあくまで一部の試合だけが対象であり、開幕戦、さらには準々決勝以降の7試合、計8試合は対象外である(3位決定戦は含まれる)。しかし、1つの都市に1ヶ月滞在し、まったりと4〜6 試合を観戦したい方にとっては友好的なチケットだと言えよう。
3つめは『Team Specific Tecket(TST)』。これが意外と人気で、これから日本でも需要が急激に高まる気配ありのチケットだ。
TSTとは、日本語訳するところの「1チームに特化したチケット」のこと。つまり、ある特定のチームの試合を網羅することができる夢のようなチケットである。一度、予約画面を見てみよう。
こちらは、TSTで日本代表を選択した予約場面だ。TSTには5種類ある。
まず、グループステージ3試合の日本代表戦が見られるTST-3、ベスト16までの4試合が見られるTST-4、準々決勝までが見られるTST-5、準決勝までが見られるTST-6、そして、決勝戦まで見ることができるTST-7だ。
しかし、ここで1つの疑問が生まれる。もし、日本代表のTST-7を予約して、日本代表がベスト16で敗退したらどうなるのだろうか?
それは、実はそのチームが負けた相手の試合へとついて行くことになるのだ。
たとえば、2010年大会で日本代表のTST-7をゲットしていたとする。当然、このTST-7ではグループステージの3試合を現地で見ることができ、ベスト16のパラグアイ戦も観戦できる。しかし、日本代表はベスト16で敗退してしまう。ここでこのTST-7はどうなってしまうの?
そこでこのTST-7のチケットでは、日本が敗れた相手パラグアイの準々決勝を見ることができるのだ。つまり、パラグアイ対スペインの準々決勝だ。
ここから先はご想像通り。パラグアイはこの試合をスペインに敗れるので、準決勝はスペイン対ドイツ。さらにスペインが勝ち上がった決勝戦のオランダ戦まで見ることができるという仕組みなのである。
こちらは、22日現在での日本代表のTST-7の価格と売れ行き。カテゴリー3でも1,386ドル(およそ13万5,000円)となかなかの金額だが、世界最大のスポーツイベント7試合がこの価格であれば、決して高いものとも言い切れない。
現在では応募数は少ないとのこと。これは日本代表サポーターなら申し込むしかない!
◆手順3:顧客情報を入力
最後は決済情報を含めた個人情報の入力する。
ここでは、一般的なオンライン決済同様、個人情報を入力。名前や国籍、住所、電話番号等を英語で記入する。
そして最後に、クレジットカード情報。こちらも繰り返しになるが、FIFA.comからのインターネット予約では、VisaかMasterCardのクレジットからしか決済ができなため注意が必要である。
以上が、おおまかなチケット予約の手順である。
今回のチケット販売には3つの販売期間があり、今回のフェーズ1の予約締切日は2013年11月5日まで。フェーズ2の締め切りは2014年2月26日となっており、これからさらに予約件数が増える可能性が高いと言えるるだろう。
なお、チケット予約に関するQ&AのページはFIFA.com内のこちらのページを参考にしていただきたい。
※以上の操作はあくまで一般的な予約方法であり、今後サイト上の仕様変更によっては変わる場合があります。予約についてはご自身の責任でお願いします。