昨季のプレミアリーグMVPで、レアル・マドリーが獲得に情熱を燃やしているウェールズ代表MF、ギャレス・ベイル。
プレシーズンマッチでクリスティアーノ・ロナウドの1トップを試すなど、今季から“白い巨人”を率いるカルロ・アンチェロッティ監督がシステム面での調整を進めてきたが、肝心のトッテナムが超高額オファーを頑なに拒否。ただ、ここに来て交渉の進展を現地メディアが伝えており、近日中に何か動きがあるかもしれない。
そうした中、気になる場所で「BALE 11」と入れられたレアル・マドリーのユニフォームが既に販売されている。
ここはどこかというと、スペインのあるイベリア半島南東端に突き出した、ジブラルタル。1713年のユトレヒト条約以降、イギリスが統治を続けている地だが、返還を求めるスペインとの間で最近領有権争いが再燃している。
漁業資源保護を名目とした人工環礁の構築により、領有を主張する海域から漁船が締め出されたスペインが国境の検問を強化。これにイギリスが抗議し、スペインに対して法的措置も辞さない構えを見せているのだ。
過去の住民投票から住民の大多数はイギリスによる統治の継続を望んでいるようだが、このユニフォームを見ると、スペイン中央の色合いが濃いレアル・マドリーへ24歳のイギリス人MFが移籍することに関しては肯定的な見方なのだろうか。
ベイルの移籍とジブラルタル問題。どちらも今後の動向が注目される。
レアル・マドリーの11番は現在、空き番号となっている。