リヴァプールがガラタサライのプレーメーカー、セルチュク・イナンに興味を示しているようだ。

28歳のトルコ代表は「トルコのチャビ」と呼ばれており、派手さはないが確かな判断力と安定したパスワークをみせる選手。短いショートパスで軽快に捌くだけではなく、ピッチを幅広く使ったサイドチェンジもハイレベルにこなす選手だ。ガラタサライは1400万ポンドであれば売却すると報じられている。

ダルバネルスポルの下部組織出身で、2002-03シーズンにプロデビュー。その後、2005-06シーズンに移籍したマニサスポルで名を上げ、2008-09シーズンにはトラブゾンスポルへ。リーグ屈指のミッドフィルダーとして評価を受けるようになるまで飛躍すると、更なるステップアップを求めて2011-12シーズンにガラタサライへ移籍。移籍初年度からチームの中核を担い、11ゴール12アシストという栄えある成績を残し、リーグ優勝に大貢献した。

リヴァプールのブレンダン・ロジャーズ監督は中盤にクオリティのある選手の獲得を望んでいるが、本物の司令塔が不足している事を感じているという。昨季はヌリ・シャヒンやジョー・アレンがその役割を求められたが両者ともにアンフィールドで成功することはなかった。ロジャーズは夏のマーケットでアルメニア代表のヘンリフ・ムヒタリャンの獲得を目指したがムヒタリャンはドルトムント移籍を選択。アヤックスのクリスティアン・エリクセンを狙っていると言われてきたが、未だに正式オファーを送ったとは報じられていない。

シャビ・アロンソの退団後、不足している中盤の司令塔としてデッドラインまでにイナンの獲得にこぎつけられるのであろうか。

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