昨シーズンまで、切れ味するどいキラーパスで幾多の決定機を演出してきた元スペイン代表の色男、グティ。
レアル・マドリーでは背番号14を背負い、ラウールらとともに同クラブの黄金期を彩ったグティも昨年7月に現役を引退。レアル・マドリーを退団後はベシクタシュに活躍の場を移し、現役生活のラストダンスをトルコで披露した。
そんなグティがこのほど、レアル・マドリーの育成チームのコーチに就任すると『MARCA』が伝えている。
『MARCA』によれば、グティが担当するのはU-12チーム(アレビンA)。グティは将来的にマドリーのトップチームでのコーチ業を目指しており、コーチング講座を受講しつつの指揮にあたるという。
なお、レアル・マドリーではサンチャゴ・ソラーリもU-15チーム(カデーテB)のコーチに就任することが決まっており、同チームは心臓疾患により引退したデ・ラ・レッドが指揮をとっている。
現役時代は、天才的なプレーヤーとしてファンも多かったグティ。ビセンテ・デル・ボスケ監督に「彼にラウールほどの努力があれば、世界を代表する選手になっていた」とまで言わしめた才能の持ち主は、指導者としてもそのカリスマを発揮することができるのだろうか。