(※記事内容を一部訂正しました)

トッテナムが24時間で3人の選手を獲得するなど、移籍市場の閉鎖に向けて動きが活発となっている。出場機会を求めての玉突き移籍が十分に想定される選手を『Caught Offside』がピックアップしているのでご紹介しよう。


ファビオ・コエントラォン (レアル・マドリー)

コエントラォンがジョゼ・モウリーニョによってレアル・マドリーへ連れてこられたのは2011年の事。ポルトガル代表のレフトバックはブラジル代表レフトバックのマルセロとポジション争いを行うものと思われていた。しかし、コエントラォンはサンチャゴ・ベルナベウで非常に苦戦し、ファーストチームで充分な出場機会を得る事に失敗している。指揮官のカルロ・アンチェロッティもコエントラォンの移籍希望を認めており、サンチャゴ・ベルナベウから離れる事は時間の問題といわれてきた。

コエントラォンとしては来年の夏のワールドカップのために充分な出場機会が得られるクラブへの移籍を望んでいるといわれている。最も有力な移籍先はトッテナムへの移籍だ。ギャレス・ベイル獲得のための取引の一部になると噂されてきたが、現在はベイルのレアル・マドリー移籍とは切り離して話し合いが行われているようだ。

ジャーメイン・デフォー (トッテナム)

デフォーはプレミアリーグで何年も結果を残してきたゴールゲッターであった。しかし、昨季のデフォーはトッテナムのファーストチームに入る事に苦戦。ほとんどのゴールを途中出場から奪っている。デフォーのトッテナムでのチャンスは今季は更に減少することが濃厚だ。バレンシアから2500万ポンドで移籍してきたスペイン代表FW、ロベルト・ソルダードが優先起用されることは間違いない。

デフォーは今でもなおイングランド代表でプレーする事を望んでおり、来年のワールドカップに出場するために十分な出場機会を得たいと考えているようだ。デフォーの移籍先としてはストーク・シティの名前がとりざたされている。ストーク・シティは移籍マーケットの最終日にデフォーへオファーを送るといわれている。指揮官のマーク・ヒューズはピーター・クラウチとデフォーのコンビを望んでいるようだ。移籍金は600万ポンドにと言われている。

ナニ (マンチェスター・ユナイテッド)

ポルトガル代表ウィンガーはマンチェスター・ユナイテッドのファンにとってフラストレーションの象徴となっている。ナニは疑いようのない才能を有していながらも、そのすべてを見せる事に苦戦しているからだ。ユナイテッドはクリスタル・パレスからウィルフリード・ザハを獲得しており、今季のレッド・デヴィルズではスタメンを務める機会が増えると予想されており、ナニはベンチを温める日々が増えることになるだろう。

ユヴェントスが1100万ポンドのオファーを送る準備をしているといわれているが、ユナイテッドはもしかしたらこのオファーを受け、クオリティのあるセントラルMFの獲得に費やすといわれている。しかし一方で5年契約で契約延長するとも報じられており、まだまだ不透明な状況とみて良いだろう。

マルティン・デミチェリス (アトレティコ・マドリー)

マンチェスター・シティは現在センターバックを負傷で欠いており、ジョリオン・レスコットが唯一マヌエル・ペジェグリーニが起用できる選手となっている。ペジェグリーニはハビ・ガルシアをカーディフ戦で起用いたが、シティのディフェンスは崩壊。ペジェグリーニは緊急補強としてマラガ時代の教え子であるデミチェリスの獲得を望んでいる。

デミケリスは今年の夏にアトレティコ・マドリーへ加入したばかりだが、イテハド・スタジアムへ渡る事は濃厚と考えて良いだろう。デミケリスはペジェグリーニが欲しているタイプのDFであり、経験とタフネスさでプレミアリーグに順応するだろう。

ウィリアム・ギャラス (フリー)

ギャラスはプレミアリーグで最も経験のあるDFの1人であり、アーセナル、チェルシー、そしてトッテナムでプレーしてきた。クリスタル・パレスは経験のあるこのフランス人DFの加入を望んでおり、ギャラスであれば彼らの脆弱な守備を強化できるだろう。イーグルスの指揮官、イアン・ホロウェイは数人の選手と契約してチームを強化する事を切望しており、ギャラス獲得は至上命題といって良いだろう。ギャラスは昨季限りでトッテナムから放出されており、クリスタル・パレスにはフリートランスファーで加入することができる。課題は彼の要求する給与がクリスタル・パレスにとっては莫大という事である。


(続く)

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