10月15日、クロアチアサッカー協会は「イゴール・スティマッツ代表監督の辞任に従い、ニコ・コヴァチ氏を招聘した」と発表した。
クロアチア代表チームは、2014年ワールドカップ・欧州予選グループAを戦い、ベルギーに次ぐ2位でプレーオフへと駒を進めた。しかし最後の4試合では1分け3敗と勝ち点を伸ばせず、スティマッツ前監督は最終節のスコットランド戦終了後に辞任の意向を表明していた。
後任となるニコ・コヴァチ氏は、2009年に現役引退後レッドブル・ザルツブルクのアシスタントコーチを務め、今年からクロアチアU-20代表監督に就任。今回はそれとの兼任という形となる。
ロイター
ダヴォール・シュケル クロアチアサッカー協会会長
「理事会は、スティマッツとの契約を終了するとともに、彼の後継者としてニコ・コヴァチ氏を指名することを満場一致で決定した。
スティマッツは個人的な友人であるとともにかつてのチームメイトであるため、これは難しい決断であったが、貧しい結果やパフォーマンスを考えれば避けられない選択であった。
コヴァチは今後プレーオフに向けてあくまで暫定的に監督を引き継ぐことになるが、我々の考えとしては、ブラジルに到達することに成功するとともに、長期の契約を結びたいと考えている。
コヴァチは熱意に満ち溢れており、我々を必ずブラジルに導いてくれると願っている。短期間での厳しい仕事を与えるのに適切な男である」