かつてデポルティーボ・ラ・コルーニャで自由自在に攻撃陣を操った、元スペイン代表のファン・カルロス・バレロン。

名将ハビエル・イルレタをして「もう少しだけ試合に情熱を注げれば、世界最高の選手になれた」と言わしめたバレロンは、類まれなテクニックと抜群のパスセンスを備え、2000年代前半のリーガ・エスパニョーラで支配的な地位を築くことに成功した。

そんなバレロンも昨シーンをもってデポルティーボを退団。退団セレモニーでは溢れ出る涙を抑えきることができず、非常に感動的なものであった。

バレロンは今シーズンから同じセグンダに所属するラス・パルマスでプレーをしており、38歳ながらここまで9試合を終え8試合で先発出場を果たしている。

バレロンのハイライトといえば、03-04UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝のミラン戦。1stレグを敵地で1-4と落とし、準決勝進出が絶望的に思われたデポルティーボだったが、2ndレグはバレロンのゴールを含む4-0の勝利で大逆転劇を演出。これは、未だにUCLにおける最大得点差による逆転のケースと記録されている。

今日は、“スペインのジダン”とも呼ばれたこの繊細なスペイン人パサーの輝かしい日々を振り返っていただくことにしよう。

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