レアル・マドリーのフランス代表FW、カリム・ベンゼマに対する風当たりが強まっている。

ベンゼマは先日の代表戦、途中出場ながら実に16ヶ月ぶりとなるゴールを決め、一つ結果を残した。ただ、不調はクラブでも徐々に深刻なものとなっており、今季のリーガではここまでチームで6番目の出場時間を記録しながら、ゴールはクリスティアーノ・ロナウド(8点)、イスコ(4点)に次ぐ2点。この夏、ライバルだったゴンサロ・イグアインがナポリへ移籍し、FWの柱として期待されながらこの数字は、やはり寂しいものだろう。

23日に行われたチャンピオンズリーグのユヴェントス戦でも先発出場したが、肝心の場面でこのシュートミス。

結局ベンゼマはこの日も得点を奪えず、ロナウドの2ゴールで2-1とリードした67分にギャレス・ベイルと交代。試合はそのままマドリーが2-1で勝利したが、ファンの間では5日のレバンテ戦で貴重な同点弾を決めたスペインU-21代表のエースストライカー、アルバロ・モラタをスタメンで起用するべきだという声が高まっている。

たしかに、ベンゼマは2009年の加入以降4シーズンでリーグ戦54ゴールを決めている優れたアタッカーであるが、卓越したボールコントロールや優れたフィジカル能力を持つ一方、エリア内での感性など「ストライカー」としては物足りない部分がある。フランス代表でも最近はアーセナルのオリヴィエ・ジルーにポジションを奪われており、25歳のFWはキャリアにおける一つの正念場を迎えていると言えそうだ。

【試合のハイライト】

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